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日中文化・スポーツ交流年が正式に幕開けとなりました。
オープニングイベントとなる「日中スーパーライブin北京」が3月13日、北京動物園近くの北展劇場で開演し、大成功を収めました。日本側からはW-inds、後藤真希、平原綾香、中幸介。中国側からは紀敏佳、韓雪など計6組のアーティストがステージを盛り上げ、中日両国のファン2400人が応援に駆けつけました。
コンサートは後藤真希のダイナミックなステージで幕が開け、六組のアーティストがそれぞれ曲を披露し、"トリ"を務めたW-indsの登場では観客が総立ち。最後は、出演者全員が両国の言葉でキロロの『未来へ』を大合唱してフィナーレを迎えました。

両国アーティストのコラボレーションがとりわけ、大きな注目を集めました。後藤真希と紀敏佳が『僕らが生きる MY ASIA』、中孝介と韓雪が『記憶??Last Forever』をそれぞれデュエットで歌い、斬新な音楽を聞かせてくれました。3日後に大学を卒業予定で、「学生時代の最後のステージ」を北京で迎えた平原綾香さんは、観客の熱い声援を受け、何度も涙がこみ上げているようでした。
公演後のレセプションで、後藤真希さんは「若い私達の歌で日中の友好を深めることができて、とても嬉しい」、W-indsは「またぜひ中国でコンサートを開きたい」とそれぞれ感想を述べていました。
さて、このライブのために、上海、広州などから数多くのW-indsファンが北京に詰め掛け、空港では約300人が出迎えと見送りに参加したということです。

上海からW-indsを追いかけて北京に来た高校三年生の女子生徒。4年前に、地元のラジオでW-indsの歌を初めて聞き、それ以来、「追っかけ」になったとか。「W-indsとお話をするため、日本語を勉強した。日本が好きになった。もし今回、来なかったら、一生後悔すると思った」。なお、W-indsのファンクラブ「風勝達・上海」のメンバーはすでに1000人を越えているということです。
「日中文化・スポーツ交流年」の関連イベントは目白押し。今週は「日本映画祭」が北京で開催される予定。若者文化でつながる中日の熱い交流ステージは、まだ幕が開けたばかりです。(撮影・文:王小燕)
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