2006年度の中国野球リーグ戦は、4月14日開幕。試合は毎週金、土、日曜日に行われ、7月4日まで熱戦を展開する。今シーズンは、上海イーグルス、広東レバーズ、チャイナホープスターズ（無錫）を「南区」、北京タイガーズ、天津ライオンズ、四川ドラゴンズを「北区」とする2リーグにわけ、6月4日まで１チームあたり21試合のレギュラーシーズンを行う……

　中国野球の歴史：

　１８６３年、"アジア最初の野球チーム"上海野球クラブ設立。「中国野球の父」梁扶初が初代監督を務める。

　１８７２年、当時の清朝政府が３０人の留学生(全て男子学生)をアメリカに派遣。彼らが初めてアメリカ文化、そして野球に触れた。「東方野球クラブ」を結成。

　１８７９年、革命の祖、孫中山(当時１２歳)がハワイに移住。未来の革命家はここで野球を学んだ。

　１８９５年、当時の中国の３大大学、北京匯文大学、上海セントジョーンズ大学、北京同舟大学が全て野球部創設……　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　北京タイガースの前身、北京市野球クラブは1975年成立。全国スポーツ大会（日本の国体にあたり4年に一度行われる）チャンピオンを4回獲得。1992年から1999年にかけて野球リーグ八連覇を達成……

　広東野球クラブが発足したのは1995年2月。成立当初は他チームに比べ、レベルの低さが目立ったが、ここ数年は成長著しいチームの一つである。以前から守りの良さは定評があったが……

　2005年成立。チーム名にもあるように、若手のホープからなるチームで、選手は最年長でも24歳。90年生まれも4人いるフレッシュな顔ぶれだ。2008年北京オリンピックでは……

　上海に野球が入ってきたのは、中華人民共和国の建国早々。以来、国内の強豪であり続けている。1997年第八回全国スポーツ大会（日本の国体にあたり4年に一度行われる）と2001年第九回全国スポーツ大会で2位など……

　天津に野球が入ってきたのは1926年。最も野球の歴史が古い都市の一つである。その中で、天津市野球クラブは耀かしい歴史を持つ。1975年第3回全国スポーツ大会（日本の国体にあたり4年に一度行われる）……

　四川野球クラブは1972年2月発足。1985年、1986年、全国野球リーグ2連覇。1987年第6回全国スポーツ大会（日本の国体にあたり4年に一度行われる）のチャンピオン……