今朝7時半ごろ、電話で起こされました。北京の夕刊紙「北京晩報」の知り合いの記者が、私たちの部屋に移ってくるとか。ショックです…。東アジア大会の開催で、マカオのホテルの宿泊料は一気に高騰し、一般のホテルでも一泊は800マカオドル(日本円でおよそ10000円あまり)ほど。だから、記者たちはそれぞれ知り合いと相部屋することになりました。二人部屋にはベッドがもう一つやってきて、さらに狭くなりました。
今日の取材は主に午後と夜。そこで、朝はまずニュースセンターから持ち帰ったお菓子を食べて…その後、ホテルの周辺を見学に出ました。毎日、バスで帰る時必ず海辺に立つ大きな観音像が見えます。おそらく、この観音像はホテル付近にあるはず。記憶に従って道を歩き、二つの街角を曲がると、すぐ観音像が見つかりました。マカオはやっぱり狭いですね。小さいけどきれいな道に沿って、観音像に到着。現地の人はこの観音を"洋観音"と呼んでいます。なぜなら、この観音は1999年ポルトガル人がマカオを離れる直前に作ったもので、その顔は西洋人のよう・・だからだそうです。おそらく西洋人からみれば、観音はこういう顔をしているでしょう。観音が蓮の上に立っていて、蓮の下は展覧室です。展覧室の一階で記念品が買えますが、地下一階には仏教に関する書籍が並ぶ小さな図書館があります。管理人さんによると、毎日ここへ本を読みにやってくるお客さんは20人以上いるそうです。この図書館については詳しく取材しました。番組「中国の旅」の中でご紹介します。ぜひ聞いてくださいね。
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観音像から出ると、もうすぐ12時。急いでホテルに帰り、取材用具を持って、水泳センターに向かいました。ここで行われた女子10メートル高飛び込みで、中国の蒋李双と王函がそれぞれ金メダルと銀メダルを獲得しました。さらに男子3メートル板飛び込みでも、中国の徐浩・陳佳鳴組が危なげなくチャンピオンとなりました。また夜行われた女子シンクロ3メートル飛び込みはアテネの金メダリスト、郭晶晶選手の出場で大きな注目を浴びていました。試合開始の1時間前、すでに多くの観客がスタンドを埋めていました。各記者たちも、我先にと、良いポジションに陣取りました。皆の期待に応え、郭晶晶・李テイ組は一位となりました。授賞式の後、私は記者会見場に飛んでいきました。すでに10数人の記者が座っていて、しばらくすると、多くの記者たちが続々と入ってきて会見場を埋めました。さすが、世界チャンピオン、注目度は別格です。「郭晶晶選手はテレビで見るより、近くで見たほうがもっとかわいい」なんて傍に立っているボランティアがささやきました。記者会見終了後、外では、一緒に写真を撮ろうと、郭晶晶選手目当てのファンが大勢待っていました。でも、残念ながら、郭選手の安全のため、その願いはかなわず。ボランティアに先導されて郭選手は別の門から会場を後にしました。これがスターの魅力でしょうか?!
取材が終わっていつものとおりに北京放送に原稿を送りました。そして最終の専用バスに乗ってホテルに帰りました。
就寝は深夜1時半。明日は早く起きられるかなあ。
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