31日の午前は取材予定がないので、午後の取材のため資料を調べ、準備をすることにしました。
10時20分、ホテルを出てニュースセンターに向かい最新情報や資料を調べました。12時、ニュースセンターにある食堂でたっぷり食べました。今大会、記者たちに便宜を図るために、マカオは三つのニュースセンターで無料の食事を提供してくれています。普通の弁当ですが、おいしくて、毎日、種類も変わります。それから、ジュースや果物、お菓子なども十分用意してくれました。
午後から、忙しい仕事が始まりました。まず、飛び込みの男子1メートル板飛び込みと女子シンクロ高飛び込みを取材しました。男子1メートル板高飛び込みで、中国の羅玉通選手は終始リードを保ちます。最後は479.85点の成績で金メダルを獲得しました。一方、女子シンクロ高飛び込みでは、中国の賈童・袁培琳組は残念ながら、3点差で朝鮮の選手に敗れました。今回、私は初めて現場で飛び込みの試合を見ました。選手たちが、10メートルの高さから水に飛び込んでいくのを見て、本当に感心しました。そして、空中でぐるぐる回ったり、ひざを抱いたりする演技はすばらしいと実感しました。試合後の取材で、日本代表の馬淵崇英コーチにお会いしました。このコーチは上海生まれの中国人です。1990年から日本のクラブでコーチを担当しました。馬淵コーチの話によりますと、日本には中国のようなプロ選手がいないということです。選手たちはほとんどが大学生。選手たちは各自の能力に応じて、クラブチームで飛び込みや水泳などの練習に参加します。今回の国際大会にあたっては、各クラブごとに優れた選手が選出されました。もちろん、選手たちは給料をもらえません。初めてこのことを聞きました。信じられないほどびっくりしました。中国では、スポーツ選手もひとつの職業です。選手たちは、毎日コーチや監督の指導の下で、トレーニングをしています。これから見れば、中国がいい成績をとるのは当たり前なのかもしれません。
夜行われた体操の女子団体決勝では、張楠をはじめとする中国代表は完璧な演技を見せ、日本と朝鮮に勝ちました。
すべての試合が終わって、またニュースセンターに戻り原稿を送りました。12時10分、今日の仕事もようやく終わりです。
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