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10月30日、今日は東アジア大会の二日目です。
今朝、7時半起き、同僚と今日の取材の予定を確認してから、それぞれ出発しました。私は、11時に日本選手団の桜井孝次総監督にインタビューすることになっていましたから、それまでの時間を利用して、武術の試合がある体育館へ行きました。今大会初の金メダルはこの体育館で生まれることが濃厚です。体育館に入ると、すでにたくさんの記者が集まってきました。予想通り、マカオ選手が中国選手初の金メダルを獲得しました。
表彰式終了後、私は同じ体育館にあるニュースセンターへ資料を調べに行きました。来る前は、日本選手団についての情報収集が十分でなかったため、時間を見つけてはいろいろな資料を調べることを心がけています。
11時、私は日本代表団が泊まっているホテルに着きました。エレベータを出ると日本選手団のスタッフ森谷さんがもう待っていてくれました。この取材の機会は森谷さんを通じて得たものです。感謝の気持ちを込めて挨拶しました。日本選手団の臨時オフィスで桜井総監督とお目にかかりました。取材は順調にすすみ、桜井総監督は日本選手団の状況や、中国と日本および韓国のアジアスポーツの発展における役割などについていろいろ話してくれました。最後に、桜井総監督から日本代表団のパンフレットをいただきました。このパンフレットを見て、本当にびっくりしました。中には、試合のスケジュールや、選手たちの資料および写真、また日常生活で使うマカオの言葉が掲載されていました。そして環境保護に協力するよう選手団のメンバーに呼びかけていました。詳しい!こんなにも些細なところまで気を配るなんて、本当にすごいです。
取材が終わって、直接バスケットボールの会場に向かいました。女子の中国対日本の試合を半分ほど取材しました。日本代表はこの試合、すばらしいプレーを見せくれました。特にディフェンスが印象に残りました。日本は72対73で惜しくも敗れました。でも、中国人としてはやはり、中国が勝ってうれしく思います。
さらにウエイトリフティングの試合を見ました。中国選手はここで3つの金メダルを獲得しました。この種目でのナンバーワンの実力を見せました。
夜は私が注目している体操の男子団体の決勝がありますから、重量挙げの試合が終わって、食事もせずにすぐ体操の会場に向かいました。中国を始め、日本、韓国、朝鮮、香港、中国台北が決勝戦に進出しました。スタンドには、各代表のサポーターが陣取り、館内は熱烈な拍手と歓声でにぎやかでした。今日の種目は中国と日本の争いとなると予想されていました。なぜなら、中国は2000年のオリンピックチャンピオンであることに対して、日本は去年のアテネオリンピックで金メダルを獲得したからです。だから、今日は必ず接戦となると予想していました。しかし、日本選手団にはアテネの金メダリストが一人も含まれていなかったことから、結局、中国は5点差をつけて男子団体の金メダルを獲得しました。
記者会見の後、すぐそばにあるニュースセンターで原稿を書きました。仕事が終わって、周りを見ると私ともう一人のボランティアしかいませんでした。時計を見ると、もう11時30分。早く行かなければ最後の専用バスに間に合わない・・・急いで乗り場へ走っていきました。バスに乗って、やっと落ち着きました。「今日の仕事が終わった!」バスの窓から遠く山に光る像が見えました。とてもきれいです!像の形は大陸の観音に似ています。多分、あれはマカオの媽祖(別名・天后)だろう・・大会が終わって仕事が終わったら、ぜひ見に行こうと決めました。
明日もまた忙しい一日になりそうです。
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