10月21日、前日の曇り空がうそのように、温かい太陽の光りが降り注ぎ、青空は広く、そして高く見えます。この日、特別なお客さんが放送局を訪れてきました。長野県北京放送を聞く会の皆様です。
今から20年ほど前に発足した長野県北京放送を聞く会は、放送局との交流を主な活動として、会員の拡大を続けてきました。そして、1996年には、放送局新局舎の完成をお祝いして、東京北京放送聞く会と共に桜の木20本、松の木3本を寄贈下さいました。あれから十年。放送局の庭に植えられた桜の木は、あのころの「苗」から、大きく育ちました。ここ数年、毎年の4月始めに、放送局のスタッフたちは、桜の木の下に集まり、お花見を楽しむのが恒例となっています。
21日午後、放送局を訪れた長野県北京放送を聞く会一行十人、北京放送の趙鉄騎副局長、それに日本語部のスタッフらは、桜の木の前で十周年記念式典を行いました。
まず、十周年を祝って、乾杯です。聞く会の原山繁夫会長が音頭をとりました。原山会長は、大塚健三副会長と十年前のことを思い出しながら、大きく成長したの木々を眺めました。十年前、はるばる日本から北京まで桜の木の苗を持ってきたのがたいへん苦労をしたそうです。今、大きくなった木々の前に集めることは、なんと嬉しいことでしょう。皆は、来年もまた桜の咲く時期にここで会えることを願っています。
先月日本を訪問した時、お会いした聞く会の皆さんとの再会を喜んだ趙鉄騎副局長は、「聞く会のみなさんは、とても親切で、まるで家族ののようだ。今日は、家族の帰りを迎えたような気がして、とてもうれしい」と話し、また、「十年経ったね。これら桜の木は、北京放送と日本のリスナー、そして中日両国の人民の友情のシンポルである。われわれの友情が、末永く続いていくことを願っている」と語りました。
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