1時間目 中国特産巡り、雲南紅茶
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雲南紅茶の製茶は、1939年に雲南省にある中国茶葉貿易株式会社が鳳慶で紅茶を作ったのが始まりで、翌年、ロンドンに輸出され好評を博したと言われています。このため、正山小種紅茶や祁門紅茶などと比べて、雲南紅茶の歴史は80年と短いものですが、今では他の歴史的な紅茶と肩を並べるようになりました。
雲南省では、大葉種型の茶樹が多く存在しています。雲南紅茶は、この大葉種の茶葉を使って作られたものです。毎年3月初旬から11月下旬まで茶葉を摘みます。春茶は品質が良く、仕上がった茶葉にはたくさんの金毫が含まれて美しさを放ちます。
雲南紅茶は主に雲南瀾滄江沿岸の約20カ所が産地です。具体的には、雲南省の西部(臨滄、保山、徳宏タイ族・ジンポー族自治州、大理など)と南部(プーアル市、シーサンパンナ自治州、文山チワン族ミャオ族自治州、紅河ハニ族イ族自治州)で作られていますが、西部が主な産地で生産量は全体の6割にも達します。
雲南省の省都・昆明を訪れた時には、現地の喫茶店でのんびりと雲南紅茶を楽しんでみてください。そして昆明から、雲南紅茶の発祥地・臨滄市にまで足を延ばして、現地の紅茶を味わう旅もいいかもしれません。詳しくは、是非、番組をお聞きください。
2時間目 雲南省臨滄市の観光スポットとグルメ
雲南省西南部に位置する臨滄市は、面積約2.4万k㎡、人口は252万人(2016年)。西南部はミャンマーと接しています。横断山脈の南部に位置し、地勢は東北から西南へ低くなっています。
臨滄市では、漢民族のほかに、イ族、ワ族、タイ族、ラフ族、プーラン族、ペー族、リス族、トーアン族、ジンポー族、ホイ族などの23の少数民族の人々が暮らしています。中でも一番多いのがワ族です。
今日の番組では、3000年の歴史を持つ臨滄市滄源県の壁画、400年続くワ族の村落「翁丁ワ寨」、魯史鎮という観光スポットのほか、現地のグルメとして、看板料理のハム・パパイヤ・チキン、毫崩というお菓子、さらに現地の一番豪華なワ族の王様宴席をご紹介します。是非、お聞き逃しないように!(まとめ:任春生)
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