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4月5日 火曜日

2016-04-05 21:22:07     cri    

 1時間目 清明節に明の十三陵「朱さん」は無料!中国さくら便り~無錫桜祭りに参加して

 担当:王小燕、白昊

 3月の半ばを過ぎたと思ったら、北京の最高気温は連日20度。ソメイヨシノはあっという間に開花、満開になったかと思ったら花びらを散らせ、今はすっかり葉桜になってしまいました。北京の桜の名所玉淵潭公園は、現在桜の主役は遅咲きの品種に移り、引き続き花見客でにぎわっています。また、北京の街角では桜のほか、桃、海棠、迎春花、ライラックも一斉に花を咲かせ、文字通り、百花繚乱の季節です。とりわけ、ライラックは風が吹くといい香りを放ち、空気の中に溶け込んだ幽かな匂いが胸に沁みます。

 さて、中国では昨日4日まで清明節の3連休でした。清明節は中国ではお墓参りの日です。そのお墓の中でも皇帝たちのお墓、北京郊外の世界文化遺産「明の十三陵」は、「朱」という苗字の人が期間限定で無料開放となりました。明は「朱元璋」により作られた王朝で、「朱」家の末裔たちに先祖のお墓に来てもらいたいということからなのでしょうか。ところが、このユニークな無料開放には、様々な意見が見られました。白昊アナが詳しく紹介します。

  

 後半は先週に続いて、中国桜便りです。4月2日、北京の日本大使館で行われた経済講演会で取材した際、偶然にもこの3月25日に無錫で開かれた桜祭り「国際花見週間」の開幕式に出席した加藤隆則さん(写真中央)と小林千夏さん(写真右)に話が聞けました。

 1987年、坂本敬四郎、長谷川清など戦争を経験した世代が平和を祈る気持ちを込めて、「日中共同桜友誼林保存会」を創設しました。その後、同保存会は無錫市と提携して、中日桜友誼林の植樹活動を毎年欠かさず行い、今年で29回目を数えるまでになりました。ただ、時間の経過に伴って、メンバーの高齢化が目だってきました。こんな中、今年の桜祭りのイベントには新しい顔もありました。上海から貸切バスに乗って駆けつけた、50人の中日両国の若者です。これは、上海で留学や働いている日本人の若者が発案した「日中の未来を考える会」のツアーでした。

 今回、話を聞いた小林さんは、この50人の1人で現在、上海でフリーランスの会議通訳やバイリンガル司会として活躍しています。もう一方の加藤さんは大手新聞社記者を経て、現在はフリージャーナリストです。

 3万の桜の木がある無錫での花見、そして、29年間、毎年欠かさず植樹活動を行ってきた先輩たちの姿を目にして、どのようなことを感じたのでしょうか。マイクを向けてみました。

 CRIでは春限定の聴取者、ネットユーザー参加型の「2016さくら便り」を行っています。詳しい応募方法はここをご覧ください。

 日本は桜前線が北上中ですね。皆さんからのたくさんの花便りをお待ちしております。

 2時間目 現代アートで結ばれた中日交流~「アートフェア東京」來住尚彦さん&李一さんに聞く

 3月18日午後、北京最大のアートエリア・798芸術区付近の751Dパークで、「アートフェア東京・北京の東、東京の西」と題したイベントが開かれました。5月11日から東京国際フォーラムで始まる「東京アートフェア」のプレイベントです。中国の紳士服ブランド「Less & More Bespoke」が共同主催し、約200人が集まりました。

 10回目の開催となる「アートフェア東京」、今年の大会は中国の既製服メーカーと初めてコラボします。今大会のユニフォームや記念バッチなど周辺グッズを「Less & More Bespoke」が提供するのです。

 中国から出展予定の作品が展示されている会場で、双方の提携協定の調印式が行われました。また、「Art is a Lifestyle」という今年の大会のモットーや、中日アート界の交流の様子、富裕層向け旅行企画「アート・ツーリズム」の説明なども行われ本開催に向け雰囲気が盛り上がりました。

 「アジア中の人々がアートを通して、より輝いたライフスタイルを身につけてほしい」

 プレイベントで、中国で新調したユニフォームを身に、輝いた目で来場者に熱いメッセージを訴えていたのは、東京から駆けつけた2人。「アートフェア東京」の來住尚彦エグゼクティブ・プロデューサーと、李一海外事業チーフディレクターです。

 プレイベントの翌日、お二人が東京に戻るまでの束の間、北京放送のスタジオにおいでいただき話をうかがいました。

 ところで、欧州美術財団(TEFAF)の統計によれば、中国の美術品市場は、これまで2年連続で世界第2の取引量を保っています。かつて、バブル期に欧米から美術品の大量購入を経験した日本は、目下の中国の状況をどう見ているのか。現代アートの分野で、高まりつつある中国からの需要に対して、日本の関係者はどのように応えていこうと考え、どのように行動しているのか。詳しくは番組をお聞きください。

 【プロフィール】

 來住尚彦(きし・なおひこ)さん

 1985.3 早稲田大学理工学部工業経営学科卒
 1985.4 東京放送(現TBS ホールディングス)入社
 Audio エンジニアとしてスタートし、その後コンサート演出ディレクター、番組プロデューサーを経て
 1996.4 コンプレックスライヴ空間「赤坂BLITZ」立上げ、支配人としてコンサートの企画・制作に携わる
 この時期、年間300本のコンサートを観て音楽、舞台センスを磨く
 2008.3 エンターテインメントエリア「赤坂Sacas」を立上げ、 推進部長、プロデューサーとして企画立案、制作を担当
 音楽のみならずコンテンポラリーアートにも活躍の場を広げる
 2015.3 TBS ホールディングス退社
 2015.3 コンテンポラリーアートを取り扱うアートフェア東京のエグゼクティブ・プロデューサーに就任
 2015.5 一般社団法人アート東京設立

 李一(り・いち)さん

 北京生まれ。大学で英語を専攻。卒業後、CCTV(中央テレビ)、在北京ギリシャ大使館勤務を経て、2008年に株式会社電通北京事務所に入社。2013年に日本に渡り、現在はアートフェア東京・海外事業チーフディレクター 。

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