私のふるさとが一番素敵！

　毎月最終週の「中国の旅」では、学生にふるさとの有名な観光スポットやグルメなどを紹介してもらう、ふるさと自慢をお届けしています。

　1時間目： 湖南省岳陽市出身の張思雅さんに聞く

　１時間目は北京大学日本語科大学院生2年生の張思雅さんが登場します。張さんのふるさとは湖南省岳陽市です。

　湖南省北部に位置する岳陽市は、西に洞庭湖（中国第二の淡水湖）を望み、北方には長江（揚子江）が流れています。長江沿岸にあり、古くから交通の要所として栄え、また気候は温暖で四季もはっきりしており、肥沃な土地では産物も豊富です。市街地は三方を水に囲まれ、古来より魚米の郷といわれています。

　この岳陽には、李白や杜甫が登った中国南方三大楼閣の１つ、岳陽楼があります。この他、端午の節句の起源といわれる屈原を祀った廟や三国志で有名な魯粛や周瑜などに関連する歴史深い名所も数多く残されています。

　自然の景色では、洞庭湖、大雲山国家森林公園、五尖山国家森林公園、石牛寨国家地質公園などが有名です。

　張さんは、最も有名な名勝地の岳陽楼と洞庭湖を紹介してくれます。現地のグルメとして、剁椒魚頭という看板料理、そして特産として君山銀針という銘茶を紹介します。番組の中では、洞庭湖の島には特有の竹があると紹介しています、どんな竹でしょうか･･･詳しくは、番組をお聞きください。

　2時間目：天津市出身の張軼さんに聞く

　2時間目は北京外国語大学日本語科大学院生2年生の張軼さんが登場します。張さんのふるさとは天津市です。

　天津は首都北京の東南約140kmに位置し、北京、上海、重慶とともに４大直轄市の１つで、貿易と工業を中心とした大都市です。

　ここにある天津港は渤海にのぞむ中国北部最大の対外貿易港で、昔から、北京の海の玄関として重要な位置を占めています。また、市の中央を運河が流れ、これに支流や他の運河が繋がり水利水運が発達しています。北京とは高速道路で結ばれています。

　この天津で有名な名所旧跡は、古文化街、天後宮（媽祖廟）、天津海河イタリア風繁華街、旧租界地域の五大道等があります。張さんは、それぞれを詳しく紹介してくれます。また、天津のグルメとして、犬不理包子（肉まん）、耳朶眼炸糕（揚げあんドーナッツ）、十八街麻花などを紹介してくれます。耳朶眼炸糕、十八街麻花は、一見して変な名前と見えますが、その由来の答えは番組の中にあります。お聴き逃しないよう。（まとめ：任春生）