日本語部スタッフ、我が故郷が一番素敵！

　中国国際放送局日本語部のスタッフは、それぞれの故郷に有名な観光名所やグルメがあります。「中国の旅」では、月に一回に、日本語部のみなさんをゲストとしてスタジオに迎え、それぞれに、故郷の有名な観光名所やグルメを紹介し、アピールしてもらいます。毎回の番組には2名が出演し、どちらの故郷がいいかを競います。どこが一番いいかを、リスナーの皆さんにお便りやメールで投票してもらいます。

　一時間目：王穎穎さん、安徽省の蕪湖市が一番素敵！

　蕪湖市は安徽省の東南部に位置する都市であり、長江中下流の平原に位置しています。面積は、5988平方キロ、人口384.5万人(2013年現在)。4市轄区（鏡湖区、弋江区、鳩江区、三山区）と3県（蕪湖県、南陵県、繁昌県）を管轄しています。

　蕪湖市は、安徽省と江蘇省の省境近くにあります。地勢が平坦で起伏は少ない。この地で長江と青弋江が合流し、東に長江デルタ地域とつながり、南に黄山、九華山、斎雲山、太平湖などの観光地があり、西に華中地域に接し、北は江淮平原に接しています。気候が良く風景が美しい。

　蕪湖を観光するなら秋が一番いいです。観光スポットと名勝旧跡は次です。

　「鏡湖」市街地の中心部にあり、清澈透明なので鏡湖と呼ばれます。南宋時代の初め、詩人の張孝祥が所有地に開削しました。歴代の拡張工事によって、現在の面積は15万平方メートル。平均水深は2メートル。堤には柳が揺らぎ、「鏡湖細柳」と呼ばれ蕪湖八景の一つです。

　「中江塔」青弋江と長江との合流する地点にあり、高さ35メートル、底の周囲４０メートルで6層の瓦と石で作られた塔です。明代の1618年に創建されました。これは蕪湖八景の一つで「盆塘塔影」となっています。

　「広済寺」は、赭山の南西の麓にあります。唐代の乾寧年間に建てられた古い寺院であり、「小九華」と呼ばれる地蔵菩薩の道場でもあります。1983年、「国家重点寺廟」に指定されました。

　「蕪湖古城」、この地域内には、「東内街」、「花街」などの歴史的な街並みが残ります。また「大清監獄」、「衙門前門」、「大成殿」などの旧跡もあります。 　　

　その他、観光地としては、「鳩茲広場」、「吉和広場」、「九蓮塘公園」、「方特歓楽世界」、「銀湖公園」などがあり、近代の旧跡として、范羅山上には「旧英国領事館」があるほか、吉和街の「天主教堂」、「濱江公園」の「旧税関ビル」などがあります。

　蕪湖市のグルメといえば、「紅皮鴨子」と呼ばれる鴨料理、臭豆腐、飲み物といえば、酒醸（甘酒）などがあります。王穎穎さんはこれらを全部紹介します。是非、お聞きください。

　二時間目：孟群さん、湖北省の武漢市が一番素敵！

　湖北省の省都である武漢市は、総面積8494平方キロメートルで、人口1002万人（2011年現在）、中国華中地方における最も大きい都市です。武漢市は江漢平原の東部にあり、長江と漢江が合流するところに位置しています。武漢は長江と漢江によって漢口、漢陽、武昌という三鎮に分けられ、「武漢三鎮」といわれます。

　武漢は亜熱帯モンスーン気候に属し、四季の移り変わりがはっきりとした町です。雨量もたくさんあります。夏になると、暑い日が続き、7、8月は40度を越えることもあります。武漢には数多くの川や湖があり、陸路だけではなく水路も交通が便利で、従来「江城」と呼ばれています。長江と漢江が合流する優れた地理的位置に恵まれ、昔から「九省通衢（四川、陝西、河南、湖南、貴州、江西、安徽、江蘇、湖北省と通じる交通の要所の意）」として、3500年の歴史を有する文化都市です。

　武漢の名所旧跡といえば、江南三大名楼の一つである黄鶴楼、中国で最大の市街地にある湖　東湖、お寺といえば帰元寺、五百羅漢、玉仏で有名です。そして、武漢長江大橋が長江にかけた初の橋です。その後の漢口江灘は岸に沿った公園です。さらに、武漢は辛亥革命の勃発したところでもあるので、辛亥革命記念館である紅楼も有名です。百年の歴史を持つ江漢路、B級グルメのストリート戸部巷、100年あまりの歴史を持ちながら、近年は桜の名所になってきている武漢大学などです。

　今日の番組では、孟群さんは武漢の有名な観光地、市内の有名な湖である東湖、そして長江の畔に立つ黄鶴楼、さらに、武漢人がよく利用した交通機関、長江をわたる連絡船を紹介します。

　武漢には、いろんな料理があります。軽食には熱幹面、豆皮、米酒、シュウマイ、魚料理も有名で、魚の団子、武昌魚があります。孟群さんは、武漢の人々が好きな野菜料理、紅菜薹（油菜の茎みたいなもの）の炒め物を紹介します。是非、お聞きください。（任春生）