徐州の昔の風景を味わたいのであれば、お勧めの一ヶ所があります。それは明の時代に建てられたある豪商の住まいです。現在は徐州の「民俗博物館」として一般市民に開放されています。
この住居は徐州の「戸部山」という山の斜面に建てられていて、門構えなどは北方の重厚な特徴を持ちながら、部屋の内装や装飾は中国の南方ならではの"雅"な美しさも兼ね備えています。
外観は中国の北方によくある昔の住宅とあまり変わりありませんが、壁の厚さに驚きました。昔、一般的な住宅の壁は約20~30センチ程度でしたが、この住宅の壁はなんと50~60センチもあります。館長によりますと、この厚い壁のおかげで夏は強い日差しをブロックし涼しく、冬は部屋の暖かい空気を逃がしにくく、防寒として効果があったそうです。また、窓は上下に二枚並び、雨が入りこみにくいよう工夫した造りになっていました。
上下に二枚並び窓
厚い壁
倉庫
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |