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5月6日 火曜日

2014-05-06 19:38:05     cri    

 1時間目【チャイナエクスプレス】(渡辺淳一さんを悼む、「黒四角」試写会)

 担当:高橋恵子、王小燕

 メーデーの三連休、北京は毎日のように午後から強風が吹き荒れていました。郊外で行われていた野外音楽フェスティバルは強風で、やむを得ず時間を繰り上げて終了したほどです。日本も今日でGWが終わりますね。皆さんは、どのように過ごされましたか。 

 今週の番組は最近届いたお便りの紹介に続いて、「旬の話題」では、先ず日本の直木賞作家渡辺淳一さんの訃報を受け、中国のインターネットでの書き込みを中心に、読者の反応をご紹介します(写真は渡辺淳一さんの逝去に関する「人民日報」公式ミニブログ)。

 続いて、今年の2月に翻訳出版され、好評を博している講談社の『中国の歴史』(10巻)の中国メディアや読者の反応をご紹介します。初版2万セットに続き、2か月足らずでまた2万セットが増刷されるという人気ぶりです。中国人読者にとって、魅力はどこにあるのでしょうか(写真は中国・広西師範大学出版社から刊行された『中国の歴史』)。

 後半の「スペシャルバスケット」では、日本人監督の奥原浩志さんが北京を舞台に撮影した新作映画『黒四角』の北京での試写会の様子を取材でお送りします。この映画に寄せた思いは?

 なお、この作品は5月17日(土)よりK's cinema(東京都 新宿)ほかで全国順次ロードショー公開されます。 

 2時間目【CRIインタビュー】(詩人・田原さん~上)

 担当:王小燕、大野清司

 日本の現代詩詩壇の芥川賞と呼ばれているH賞に、中国人の受賞者がいます。河南省生まれの詩人・田原さんです。昨年9月の「CRIインタビュー」では、詩人・谷川俊太郎さんのインタビューの時、ゲストとして一度登場していただきました田原さんに、今回は詳しくお話を伺っていきます。

 高校時代から詩作を始め、大学では中国文学を専攻した田原さんにとって、日本留学の最初の10か月は、考えを表現するツールである言葉が奪われた「空白」の時間でした。

 そうした中で、谷川俊太郎の詩歌との出会いにより、大きく変わったものがありました。母語が中国語の詩人が日本現代詩の世界との邂逅、そして、そこから生み出された文化交流の物語についてお話を伺いました。

 田原さんによる自らの詩歌朗読と共に、詳しくはぜひ番組をお聞きください。

 田原(でん・げん)さん

 詩人、翻訳家。 

 1965年河南省生まれ。河南大学卒業後、91年から日本滞在。天理大、大阪外大で学び、立命館大学大学院で文学博士号を取得。専門は谷川俊太郎論。

 高校時代から詩作をはじめ、大学在学中に詩集を刊行。その翻訳した『谷川俊太郎詩選』を中国における日本詩歌の見直しと谷川俊太郎ブームのきっかけを作った。

 第1回留学生文学賞(2001)と第60回H氏賞(2009)受賞者。主な著書に『そうして岸が誕生した』(思潮社、2004)、『石の記憶』(思潮社、2009)、『谷川俊太郎論』(岩波書店、2010)など多数。

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