週末のひと時いかがお過ごしでしょうか？毎週日曜日、中国の芸能情報や最新音楽をたっぷりとお届けする「エンタメ･ランド」の時間です。お相手は閔亦氷（ミンイヒョウ）です。

　今月28日に開幕したニューヨーク映画祭！そのオープニング作品に選ばれたのは、台湾出身の李安（アン・リー）監督の最新3D映画『パイの物語（原題：Life of Pi）』。アン・リー監督の作品がニューヨーク映画祭のオープニング作品になったのは今回が2回目で、3D映画がニューヨーク映画祭のオープニングに登場したのは史上初となります。一方で、すでに公開された『パイの物語（原題：Life of Pi）』の予告編も大きな反響を呼んだため、配給会社は一般公開日を1カ月繰り上げて11月21日に決定したということです。李安（アン・リー）監督の作品はこれまで、1997年の『アイス・ストーム』がニューヨーク映画祭のオープニング作品に選ばれたほか、アカデミー外国語映画賞を受賞した『グリーン・ デスティニー』も、2000年ニューヨーク映画祭のエンディング作品に選ばれました。今年はニューヨーク映画祭創設50周年に当たります。映画祭選考委員会のリチャード・ペナ会長は、「『パイの物語（原題：Life of Pi）』は技術の先進性と映像の芸術性を完璧に融合したものだ。アン・リーはすべての人を深く感動させる。彼が全力を注いだ作品に、観客はきっと興奮するだろう」と語りました。

　中国での公開も待ち遠しいです。

　それでは、今週の番組ラインナップをご紹介しましょう。

　番組前半は中国芸能界の動きが5分で分かる「エンタメ・ランキング」です。映画、音楽、TV番組などの最新情報をランキング形式で分かりやすくご紹介していきます。今週は映画にスポットを当ててお届けします。

　そして、番組後半は季節の特集です。いよいよ、今日から中国では、今年で最も長い連休・国慶節の連休に入りました。国内の行楽地はもちろん、海外旅行に出かける人も多いでしょう。実は今日は、中国の中秋節にも当たります。月餅を食べながらお月見を楽しむのが、昔からの風習。そこで、今日は中秋節にちなんで「月の歌」をまとめてお送りします。どうぞお聞き逃しなく。

　【季節の特集～月の歌～】

　♪鳳凰伝奇（フェニックス・レジェンド）/「荷塘月色（月夜に輝く蓮の花）」

　「月亮之上（お月様の上で）」で大ブレイクした2人組ユニット・鳳凰伝奇（フェニックス・レジェンド）、実はそのヒットナンバーにはもう1曲月の歌があります。

　♪李宇春（クリス・リー）/「海上的月亮（海を照らす月）」

　3月にリリースされた李宇春（クリス・リー）の2012年第1弾シングルです。ボーイッシュでダンサブルな曲を中心に発表してきましたが、この新曲はやさしい歌声でしっとり歌い上げたバラード曲。今月発表した最新フルアルバムに収録されています。

　♪品冠（ビクター・ウォン）/「曬月光（月光を浴びながら）」

　品冠（ビクター・ウォン）の最新アルバムに収録されているのは、月夜をテーマにつづった心温まるラブソング「曬月光（月光を浴びながら）」です。昨年、一般女性との結婚を発表したビクターですが、自らの結婚生活をイメージしているのでしょうか？

　♪王心凌（シンディー・ワン）/「月光（ムーンライト）」

　日本の楽曲のカバーで知られるシンディー、大塚愛の「桃ノ花ビラ」や、竹内まりやの「元気を出して」、オレンジレンジの「以心電信」などを中国語で歌っています。中でも、一番有名なのは、今日ご紹介するこの「月光（ムーンライト）」です。これは島谷ひとみの『亜麻色の髪の乙女』の中国語カバーナンバー。島谷のダンスバージョンと違ってスイートな歌声が印象的なバラードにアレンジされています。

　♪齊秦（チー・チン）/「月亮代表我的心（月はわが心）」

　中国の名曲中の名曲。これまでいろんなアーティストによってカバーされてきた「月亮代表我的心（月はわが心）」。今日は実力派シンガーの齊秦（チー・チン）バージョンをお届けします。