週末のひと時いかがお過ごしでしょうか?毎週日曜日、中国の芸能情報や最新音楽をたっぷりとお届けする「エンタメ・ランド」の時間です。お相手は閔亦氷(ミンイヒョウ)です。
ジャン・ウェン(姜文)監督の2010年の話題作『さらば復讐の狼たちよ(原題:譲子弾飛)』が、今月6日から日本で劇場公開されています。この作品は、中華圏を代表する3大俳優、チョウ・ユンファ(周潤發)、グォ・ヨウ(葛優)、ジャン・ウェン(姜文)が揃って出演するアクション・コメディです。社会を鋭く風刺しているところも話題を呼び、中国国内での累計興行収入約80億円を突破し、歴代興収の記録を塗り替えました。映画の最大の見所はもちろん中国の3大俳優。映画の中で3人は3つのタイプの男性を演じています。チョウ・ユンファは「ずるい男」、グォ・ヨウは「騙し上手な男」、ジャン・ウェンは「やたら覇気がある男」。この3人による、男と男の戦いが繰り広げられ、男らしさ満点の作品に仕上がっています。また、コメディアン出身のグォ・ヨウ演じる詐欺師は滑稽な一面もあり、笑わせる演技が多いため、映画では「殺し合いのスリルを程よくほぐしてくれる」という花を添える存在となっています。この作品に出演した脇役陣にも注目していただきたいです。カリーナ・ラウ(劉嘉玲)、チェン・クン(陳坤)などおなじみの顔ぶれがそろったほか、友情出演した名監督フォン・シャオガン(馮小剛)の演技も必見。以前から、ジャン・ウェン監督に俳優としての才能を絶賛されていたフォン監督は、今回の作品では短い出番ですが、フォン・シャオガンならではの「ブラック・ユーモア」が光っていて、パロディーをベースにしたジャン監督の手法とぴったりマッチしています。
『さらば復讐の狼たちよ(原題:譲子弾飛)』、TOHOシネマズ六本木ヒルズなどで公開中です。ご興味の有る方は、ぜひ劇場に足を運んでみてください。
それでは、今週の番組ラインナップをご紹介しましょう。
今週は番組丸ごと、季節の歌特集です。
現在、中国のほとんどの地域では、30度以上の真夏日となり、夏本番を迎えました。
そして、夏休み中という方も多いと思いますので、そんな真夏にちなんで、今日は「海の歌」をテーマに夏歌特集を送りします。どうぞ、お聞き逃しなく。
【今週の曲目】
♪周迅(ジョウ・シュン)/「看海(海を見に行こう)」
中国のトップ女優の1人、周迅(ジョウ・シュン)。実はほぼ10年前、歌手としても活躍していました。2003年の大ヒットアルバムから夏っぽい1曲「看海(海を見に行こう)」は夏の恋をイメージしたさわやかなラブソングです。
♪阿牛(アニゥ)/「浪花一朶々(波打つ夏)」
「浪花一朶々(波打つ夏)」は馬楚成(ジングル・マ)監督の名作映画「夏日嬷嬷茶(Summer Holiday)」の挿入歌として知られ、マレーシアの海をイメージした阿牛(アニゥ)ならではのサマーソングです。
♪叶蓓(イェ・ベイ)/「藍色(ブルー)」
叶蓓(イェ・ベイ)は1997年にデビューした実力派女性シンガーです。ライブ活躍がメインの彼女は、スタジオ収録のアルバムは非常に少ないです。歌手として活動した15年間、発売した音楽作品はたった4枚のアルバムですが、いずれも完成度の高い作品です。今日ご紹介する「藍色(ブルー)」という曲は、2001年に発売された2ndアルバムの収録曲で、青い海に夏の憂鬱を重ねたノスタルジックなバラードです。
♪陶喆(デヴィッド・タオ)/「沙灘(砂浜)」
台湾を代表するR&B歌手、陶喆(デヴィッド・タオ)は1969年、有名な歌手の父と京劇役者の母の間に生まれ芸能一家に育ちました。1997年12月、台湾で本格的な歌手活動をスタートしました。陶喆(デヴィッド・タオ)の数々のヒット曲から、今日は、ファーストアルバムに収録された切ないバラード「沙灘(砂浜)」をお送りします。
♪温嵐(ランディー・ウェン)/「海灘(サマー・ビーチ)」
温嵐(ランディー・ウェン)は、台湾泰雅族出身の33歳。ヒット曲には、ワイルドでセクシーなダンスナンバーが多くあり、倖田來未を髣髴させるような音楽スタイルでも注目を集めています。今日ご紹介する「海灘(サマー・ビーチ)」は、2004年の大ヒットアルバムに収録されたHIPHOPテイストのサマーソングで、この季節にぴったりの1曲です。
♪張恵妹(チャン・ホイメイ)/「聴海(海の泣き声)」
中華圏の歌姫、張恵妹(チャン・ホイメイ)の名曲バラード「聴海(海の泣き声)」、じっくりとお楽しみ下さい。
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