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江西省取材・二日目手記

2011-04-22 10:08:20     cri    

 江西省を訪れて、まずはじめに感じたのは、空気のやわらかさです。乾燥している北京と比べると、空気が露を含んでいるのを感じます。北京は4月後半ともなれば、それまでの肌寒さもどこへやら、急に日差しがきつくなり、気温も上がり初夏となりますが、江西省は今、まさに春うらら。どこもかしこも緑が溢れ、白や黄色、桃色の花が咲き乱れ、植物が芽吹くエネルギーを感じます。

 空港からホテルまではバスで移動です。高速道路の両側には、田植えを終えたばかりの水田が広がっていました。太陽の光が田の水面に反射し、きらきらと光り、植えられたばかりの黄緑色した苗が風にそよいでいます。傍らには牛がのんびりと草を食べている姿も。なんだか懐かしい風景です。

 しかし、農村地帯にも発展の姿を見ることができます。水田の中を貫いて、巨大なコンクリートの柱が一列に並んでいました。おそらく鉄道か、高速道路が建設されるのでしょう。ここに限らず、どの場所へ行っても、新しい建物を建てているのを目にしました。中国の経済発展は都会だけに留まっていないようです。

 さて、本日、私たちが向かった先は、世界自然遺産に指定されている龍虎山です。

 龍虎山は省都の南昌から東およそ40キロ離れた、鷹潭市にあります。世界自然に登録されたのは、2010年。「丹霞」と呼ばれるカルスト地形の6ヵ所が、まとめて「中国丹霞」として世界遺産に登録されたのです。その6つのうちの1つがここ、龍虎山です。ちなみに、その他は、福建省泰寧、湖南省莨山、広東省丹霞山、浙江省江郎山、貴州省赤水です。

 龍虎山と一口に言っても、ここは6つの大きな観光地が1つになっていて、とても一日で見切れるものではないようです。


観光スポットの案内

 私たちは、道教のお寺、道観の天師府へ向かいました。ホテルが立ち並ぶ、観光エリアを出発しバスに乗ること30分、小さな町を抜けると、中国の伝統的な建築物が見えてきました。

 前漢の中頃、道教第一代天師の張道陵がこの山中で修行していました。突然、龍と虎が現れました。そこでここを龍虎山と名付け、道教を開いたと言われています。

 バスで移動中にガイドさんが、道教のお参りの方法を教えてくれました。

 両手を使って、天と地と人を表せるそうで、それが陰陽のマークにもなります。

 とても興味深かったので、帰ったらまた調べてみたいと思います。

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v 江西省取材・一日目手記 2011-04-20 21:40:30
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