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記者日記(取材四日目) 世界レベルの港にピアノ

2010-08-27 11:16:35     cri    

 今日も午前中は移動。温州から寧波へ約4時間の予定でしたが、寧海サービスエリアまでは順調に来たのに、そこから渋滞で動きません。

 そんなわけで、寧波の北倉港に着いたのがもう午後1時近く。急いで昼食を食べ寧波港の管理事務所がある寧波港大厦に向かいました。

 寧波港大厦の26階には港の模型が展示してあり、窓からは港の全景が見えます。寧波港の2009年貨物取扱量は世界で4位。まさに世界レベルの港です。

 しかし、寧波と言えば、日本ではむしろ遣唐使船や日明貿易の船が着いた港として知られています。寧波の乱というのもありましたし、倭冦が攻め込んだところでもあります。

寧波から日本まで500海里の地図

 確かに、展示されていた地図をみると、寧波から日本の九州まではちょうど500海里ほど。寧波からは九州の方が香港よりも近いし、九州からは東京に行くより寧波に行くほうが近いというのは、ちょっと驚きです。そんな近い海を、かつては日本人も中国人も一緒くたに渡って交流していたのでしょう。そして、あらためて1200年も前にここに遣唐使の船が来ていたんだよなと思って眺めると、同じ景色もちょっと違って見えてきました。

 その後で、船が停泊する埠頭に行きました。ちょうどコンテナの船積み作業をしていましたが、フランス船籍の船でインド洋、スエズ運河、地中海を経て黒海へ向かうのだそうです。久しぶりに潮の香りを胸いっぱい吸い込みながら、そんな名前を思い浮かべるだけで、心が広くなるような気がしました。

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