今回は1970年代に作られた子どもを歌をお届けしました。

　1970年代の子どもの歌は、前半と後半で2つに分けられます。前半は1966年から始まった「文化大革命」の真っ最中で、歌には毛沢東氏を讃えるものや都市の中学生や高校生が農村に入った「下放運動」を題材にしたものが多くありました。そして、後半は、1976年、「四人組」による統治の終結に伴い、中国人にとって10年間も続いた、厳しい冬が終りを告げました。また、1978年の改革開放政策が実施されて以降、春を迎える喜びを、音楽家たちは子どもの歌を含めた多くの音楽作品に込めて、世に送り出しました。その多くは子供の日常生活や日々の考えを歌うものが多くありました。

　曲目：1）『我愛北京天安門（大好きな天安門）』

　　　　2）『種太陽（太陽を植える）』

　　　　3）『采蘑菇的小姑娘（キノコ摘み女の子）』

　ナビゲーター：謝東