「疲れた!ようやく着いた!」夜10時30分、長春に到着。
「中国を見る、中国人・外国人記者の国境都市の旅」という中国国際放送局の大型取材活動の第一陣として、25人からなる取材団が7月16日朝、北京を出発しました。私たちの取材先は東北地方の遼寧省と吉林省です。他の取材団と違い、われわれは3台の車に分乗して、河北省と遼寧省を通り抜け、1000キロを12時間がかりで走り、最初の目的地である吉林省の省都・長春に着きました。
私は初めて東北地方に来ていますが、これまでの東北地方のイメージと言えば重工業基地です。正直なところ、仕事でもなければ、自ら進んでここに来ようとは思わなかったです。でも今回の旅を通じて、このイメージが変わっていくのではないかと思っています。ちょっと楽しみですね。
北京から長春までは全部高速道路を走りました。北京市と河北省では、高速道路の両側には北方の代表的な植物であるポプラの木が、ずらりと並んでいました。でも、遼寧省に入ったとたん、視野が急に広くなりました。トウモロコシの畑が見渡す限り広がっています。「北海道を思い出すね」と隣に座っていた日本人記者の安藤さんが言いました。私は、北海道に行ったことがありませんが、今まで、テレビでしか見たことのなかった風景が目の前に広がったので、ちょっと感動しました。そうそう、中国の東北地方は「中国の食糧の倉庫」とも呼ばれています。広々した平原と多くの川に恵まれて、農業がとても盛んです。このあたりのお米は本当においしいですよ。
遼寧省に入ると、反対車線には、新車を10数台も乗せたトラックが次々と通り抜けていきました。きっと「自動車の町」と呼ばれている長春からのトラックに違いありません。今回の取材で長春第一自動車会社も含まれていますが、この新車がその会社と長春の町そのものをアピールする役割を果たしていました。自動車産業と重工業は東北地方の支柱をなす産業でもあります。
そして夜10時30分、雨の中、私たちは長春のホテルに着きました。この雨は今日1日の疲れを洗い流し、元気を奮い起こすものでしょう。明日からいよいよ10日間の取材が始まります、頑張っていきたいと思います。
「中国を見る 中国人・外国人記者の国境都市の旅」は16日に、中国国際放送局で盛大なセレモニーが行われ、正式にスタートしました。今回は合わせて8つの取材団が派遣されます。遼寧省・吉林省を訪れる私たちのほかに、7つの取材団が、新疆の北と南、雲南省、黒竜江省、広西チワン族自治区、内蒙古自治区、チベット自治区を訪れます。このエリアに興味のある方、そして中国をもっと知りたい方は、ぜひこの大型取材活動をお見逃しなく。(katsu)
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