会員登録

激走!北京~長春 1000キロ

2009-07-17 13:51:45     cri    

一行が乗り込むマイクロバス

 今年は中華人民共和国の成立60周年にあたり、中国国際放送局も「看中国 中外记者边境行(中国を見る 中国人・外国人記者の国境都市の旅)」という大型企画が実施されることになりました。島国の日本と違い中国には国境があり、その国境のまわりの都市の発展の様子と、人々の暮らしを見てこようというもので、総勢200人以上がこの企画に参加して、7月16日からスタートしました。この16日に北京を発ったのが、私たちが参加した遼寧省・吉林省を中心に訪問する延辺コース。一行はドイツ語部、タミール語部、ウルドゥ語部、朝鮮語部、そして日本語部などが加わった25人。バスの中も様々な言語が飛び交い(私も普段は日本語と中国語で生活していますが、こういう時はつたない英語を使っています)、国際色豊かな旅が始まりました。しかし、期間はなんと10日間。果たしてどんな旅になるのやら……。

 

局内で行われた出発のセレモニー

 とにかく最初にこの企画を聞いた時「面白そうですね」と答えたものの、目的地の吉林省までどうやらバスで行くらしい、ということも小耳に挟んでいました。しかし私は、「まさかね、中国国際放送局はそんなことはしないよね、飛行機、もしくは鉄道だよね」と最後までそう信じていました。

 が、出発前日の会議でその夢はもろくも崩れ去り、出発当日、車体に「看中国」のロゴが貼られたマイクロバスを見ることに……。

 私も去年、個人的に瀋陽や長春を訪れたことがあり、そのときは、北京から瀋陽までは「和諧号」という日本の新幹線に似た高速鉄道を使い、瀋陽から長春は長距離バスに乗りました。瀋陽まではわずか4時間。北京を朝出発すれば、昼頃には着いています。瀋陽と長春の間もバスで3時間。単純に考えて7時間。

 が。今、私はこの原稿をバスの中で書いています。時刻は夜の8時。外は真っ暗、バスの中も真っ暗になりました。今朝9時半に北京を発ち、休憩といえばトイレのみで(昼ご飯もバスの中)ひたすら走り続けていますが、今日の目的地である長春にはまだ着きません。予定では夜9時半に到着することになっていますが、さて……。

 本日の移動距離はおよそ1000キロ。「中国を見る」ことの前に、中国の広さを痛感することがどうやら必要なようです。

 なお、この日は夜10時30分に長春のホテルに到着。しかし、そのあとで晩ご飯を食べに出かけることに……。(あんどう)

関連ニュース
写真トピックス
コメント
今週の番組
今日熱点
快楽学唱中文歌
特集ダイジェスト
LINKS