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東北地方の春節

 「年貨」
 「春節」は旧暦の正月のはじめとして、中国人にとって一年でもっとも重要とされるお祭りです。このため、正月用品の準備を万全に整えなければいけません。例えば、食べる物、使う物、衣類、飾り物、お供え物など数えきれないほどあります。そのすべてを中国語では、「年貨」と呼んでいます。
 「年夜飯」
 「年夜飯」とは中国で大晦日に食べる料理で、「団欒飯」とも呼ばれています。人々は大晦日に古いものを取り除き、新しいものを取り込むために、家族みんなが揃って「年夜飯」を味わい、新年を迎える気持ちを盛り上げます。その昔、監獄の役人が囚人を一時的に釈放し、家に帰らせて、家族とともに「年夜飯」を分かち合わせたという逸話もあります。
 「春節」
 春節は旧暦の新年で、主に大晦日と旧暦の1月1日を指しており、「過年」(日本語の「年越し」に当たる)とも呼ばれています。古代中国では年末年初に先祖や神々を祭るための儀式が行われていましたが、現在ではよい新年を祈願するために、漢民族を始めとする各民族の間では、春節期間中に民族の特色を濃く含む様々なイベントが行われています。
 「除夕」
 年の最後の夜、すなわち旧暦の12月30日の夜を指します(旧暦では12月は30日まで)。日本語で言う「大晦日」に当たります。「除夕」当日は、人々は徹夜で年を越す慣習があります。この日には、部屋の掃除をし、玄関に対聯(春節の飾り物)を貼り、提灯を掛けて、新年を迎えます。

北京の春節-古代皇室の祭祀行事
• 春節、北京の天壇で古代皇室の祭祀行事を再現

 世界遺産の一つ、北京の天壇は明・清の皇帝が天に対して祭祀を行った場所であり、また雨が少ない年は雨乞いを行った場所であり、そして毎年冬至に豊作を祈る儀式を行った場所だったとしてよく知られています。
 今年の春節、旧暦のお正月の期間中、この天壇で古代皇帝が天を祭る行事を再現していることから、見物客が殺到し、中国の伝統的な祝日を味わっています……

現場報道
  • 帰省ラッシュ、身近に体験

  •  春節は、中国人にとって一年の中で一番重要なお祭りです。春節が訪れると、故郷を離れて奮闘するサラリーマンや農民労働者、そして さまざまな土地で学問を探究する大学生たちも故郷に帰り、家族と一緒に春節を楽しく過ごします。しかし、春節期間中は帰省ラッシュとなるため、チケットを手に入るのはきわめて難しいです。CRI記者が帰省の大軍の一人として、その辛酸苦楽を身近に体験しました
      列車のチケットは出発日より10日間早く販売が開始となりますので、1月28日に帰省することを決めた私は、1月19日の朝4時半に起き、身だしなみを整えて準備してから5時ごろ北京の列車駅に向かって家を出かけました。早朝5時の北京は住宅団地の中でこそ静かですが、大通りを走っている車は少なくありません……