春節は、中国人にとって一年の中で一番重要なお祭りです。春節が訪れると、故郷を離れて奮闘するサラリーマンや農民労働者、そして さまざまな土地で学問を探究する大学生たちも故郷に帰り、家族と一緒に春節を楽しく過ごします。しかし、春節期間中は帰省ラッシュとなるため、チケットを手に入るのはきわめて難しいです。CRI記者が帰省の大軍の一人として、その辛酸苦楽を身近に体験しました。
住宅団地の中では人や走っている車などはほとんど見られません |
早朝5時でも、北京は忙しい! |
列車のチケットは出発日より10日間早く販売が開始となりますので、1月28日に帰省することを決めた私は、1月19日の朝4時半に起き、身だしなみを整えて準備してから5時ごろ北京の列車駅に向かって家を出かけました。早朝5時の北京は住宅団地の中でこそ静かですが、大通りを走っている車は少なくありません。
駅に到着 |
たくさんの人が並んでいます |
北京駅に着いたときはもう7時を回っていました。チケットは9時から販売開始となりますが、すでにたくさんの人が並んでいました。チケットを売る窓口は100ヶ所にも及びますが、その窓口のひとつひとつに30人もの人々が列を成しています。1月の北京は一年のうちで最も寒い時期ですが、帰省のチケットを手に入れるために、その寒さにも耐えました。
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並んでいる人たち |
9時の販売開始時間が訪れると共に、列を成す人はますます増えました。
看板に発表された残りのチケットの情報 |
やっと手に入れたチケット! |
3時間もの待ち時間の後、やっとチケットを手に入れることができました。
地下鉄の「北京站」の駅に降りた人たち |
駅の前の広場の乗客たち |
駅のホールにいる乗客たち |
駅のホールにいる乗客たち |
1月28日、いよいよ帰省の日がやってきました。地下鉄の中も駅のあちらこちらも、どこもかしこも荷物を持つ人たちで溢れていました。北京からのお土産やプレゼントなどを持ち、そして喜びや楽しみな気持ちを胸いっぱいに持って、故郷への道をたどりました。
チケットの確認をしている乗客たち | 汽車の中の状況 |
午後6時29分、列車は定刻通りに出発しました。1月28日は陰暦の25日に当たり、帰省ラッシュのピークではないので、列車の席がない立ち乗りの乗客はそれほど多くありませんでした。3時間半の列車の旅を経て、故郷の盤錦に着きました。盤錦は北京よりずっと寒いですが、駅の出口で家族の顔を見ることができて、とてもうれしかったです。
「盤錦北」の駅に降りた乗客たち |
盤錦、ただいま! |
盤錦、ただいま!
(取材&撮影:李陽、チェック:中原)
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