2010年中国国際友好都市大会が9月8日、上海で行われました。この大会で、日本の自治体国際化協会の上田紘士専務理事は「都市の環境保護、持続発展可能な社会の取り組み、そして世界に向けて展開する宣伝イベントに関して、日本の地方自治体が果たした役割」をテーマに講演しました。 この講演の中で、上田氏はまず1960年代の日本の四日市市を事例として、日本の環境保護の状況を紹介しました。 1960年代の四日市市では、多くの工場が新しく作られるとともに、大気汚染が進んでいきました。そこで、四日市市役所は、工場の煙突から排出する煙の総量を規制しました。この政策によって、四日市の環境は回復しました……
「2010中国国際友好都市大会」は中国人民対外友好協会と中国国際友好都市連合会の主催で、9月8日から10日まで、上海浦東にある国際会議センターで開催されます。49の国家及び地方、政府組織などから約600名の代表者が会議に出席します。 今回の大会は「都市間の協力、より良い生活へ」をテーマとし、中国と世界都市間の更なる交流と協力の強化を目指します。都市の繁栄と発展を促進するため、中国と海外の地方政府、国際友好都市組織及び国内の友好都市管理研究機構に交流の場を提供ています。 各代表らは全世界の金融危機、都市の環境保護、省エネルギー、インフラ建設、と公共交通などについて討論します。大会期間中、大会テーマのフォーラムと地域フォーラムを開催します。また、友好都市提携調印式や、国際友好都市交流における貢献を称える表彰式なども行われる予定です。
1973年、中国の天津と日本の神戸が初めて友好都市として提携したことを機に、それ以降中国の地方政府は国際交流及び協力の道を切り開いてきました。中国の改革開放が進むにつれて、海外との友好都市提携は迅速に発展しています。
現在、中国の30の省、自治区、直轄市(台湾省、香港、マカオは含まず)は世界126の国と提携し、友好都市は1717組によっています……