少数民族の住宅建築
中国少数民族の住宅建築は多種多様である。例えば、西北部新疆ウイグル族の住宅はほとんどが平屋根、土壁で、一階から三階までになっており、外側は庭園である。チベット族の典型的な住宅『碉房』は石で外壁を築き、内部は木造の平屋根である。モンゴル族は常に移動できる丸いテント『モンゴルパオ』に住んでいる。南西部の少数民族は山を背に、湖か川を前にした欄干式楼閣に住み、楼下は開放的で、人々は二階に住む。典型的な代表住宅は雲南省ダイ族の竹楼である。中国南西部の住民建築のうち、ミオ族、土家族の吊り楼が一番特色を持っている。吊り楼はほとんど坂に建てられ、地盤がなく、柱で支えられ、二階か三階からなっている。一番上の階は天上が低く、食糧を貯蔵し、人間はその階に住まない。一階は雑物の置く場所や家畜を飼う場所になっている。
北方の窯洞と古城の住民建築
中国は国土が幅広く、民族が多く、各地の住民建築の様式、構造、装飾、芸術、色調などそれぞれの特徴を表している。例えば、個性的な北方窯洞と古城の住民建築などがない。
中国北方の黄河中、上流域地区では、窯洞式の建築が多いである。陜西省、甘粛省、河南省、山西省などの黄土地区で地元の住民は天然の土壁の内部に洞窟を作り、幾つかの洞窟を一つに繋ぎ、その洞窟内には煉瓦と石を築き、窯洞を作り上げた。窯洞は独特の防火、騒音防止の機能を持ち、冬は暖かく、夏は涼しく、経済的で、自然と生活をバランスよく調和している。また、窯洞はその土地で作られた完璧な建築様式とも言え、地元住民の「黄色い土地への愛」を表しているとも言われている。
其のほか、中国では完全に保存されている古城もある。これらの古城には大量の古代住民建築がある。そのうち、山西省の平遥古城と雲南省の麗江古城はいずれも1998年に世界文化遺産に登録された。

平遥古城は現存する最も完全な明、清時代の古い県城である。中国の漢民族が中原地区に造った典型的な古い県城の代表とも言える。今まで、この古城の城壁、街道、住民建築、店舗、寺院などの建築は依然として完全な形で保存されており、その建築様式と風貌はほとんど変わっていない。平遥古城は中国の政治、経済、文化、軍事、建築、芸術などを研究する歴史発展史上での「生きる見本」とされている。
南宋時代に建てられた麗江古城はナシ族の伝統建築と外来建築の特色を融合した唯一のものである。麗江古城は都市部の建設制度の影響を受けておらず、道路網は不規則で、城壁もありません。黒龍潭は古城の主な水源で、湖の水は城壁から城内に入り、水網になっています。古城内部の至る所に溝渠があり、柳が垂れている。

図:麗江古城
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