北京五輪聖火リレー、チョモランマ登頂に成功
2008年北京五輪の聖火リレーが8日、チョモランマ登頂に成功しました。五輪聖火が海抜8844.43メートルの世界最高峰のチョモランマ峰に登ったのは初めてです。
8日朝3時、19人からなる登山隊が海抜8300メートルの地点から、頂上に向かって出発しました。朝9時頃に頂上に着く予定でしたが、途中隊員のペースが速すぎ、ベースキャンプから「もう少しペースを落とすよう」指示されたということです。
午前9時10分、チベット族のイボブジャドォさん28歳が「聖火の種」のランプから、一番目の聖火ランナーである女性の登山家、漢族のキツキチさんが持つトーチに聖火を点しました。そして8分後、5番目のチベット族の女性隊員、ツレンワングモさんはトーチを右手にしっかりと握って、登頂の成功を宣言しました。隊員たちはIOCのオリンピック旗、中国国旗、北京五輪組織委員会の会旗を広げながら、成功を祝い、チベット語、英語、中国語で「北京へようこそ、2008万歳、一つの世界・一つの夢、万事めでたく順調であるように」と声を上げています。
五輪聖火のチョモランマ登頂隊は36人からなりますが、そのうち、19人がチョモランマに登りました。ほかの隊員は登頂のための道作り、補給物資の輸送などを担当しました。
北京五輪入場券の第三回発売、2日目にほぼ完売
北京五輪の入場券は、5日朝9時から第三回の発売が始まりました。初日だけで、32万枚のチケットが予約され、バスケットボールやバレーボールなど73試合の入場券が完売しました。6日の午前中になると、野球、ボクシング、ホッケー、ソフトボールなどの入場券がまだ残っていましたが、夕方には共催都市の瀋陽などで行われるサッカーのほか、北京と香港で行われる試合の入場券は全て完売したということです。
北京五輪組織委員会の予定では、第三回発売は今月5日から6月9日まで一ヶ月ぐらい続きますが、2日間で売り切れるという状況は想定しておらず、国民の関心が予想以上に高かったといえるでしょう。 1 2 3
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