今週は、男子110メートルハードルの劉翔選手が大阪での陸上GPに向け出発、五輪のホッケーが組み合わせ決定、また北京五輪の聖火リレーが8日にチョモランマ登頂に成功したことなどをお伝えするほか、五輪入場券の第三回発売の様子をリポートします。
まずはリスナーからのお便りを紹介します。
神奈川県相模原市にお住まいの中村周(なかむら あまね)さんから、お便りが届きました。中村さんは「大規模な五輪競技場は開催後の利用計画が決まっているのでしょうか」という質問をいただきました。
主催都市の北京には、五輪の競技場が31ヶ所あり、そのうちの12ヶ所だけが新設された競技場です。ほかの11ヶ所は古い競技場をリニューアルし、拡張したもので、後の8ヶ所は仮設の競技場です。
新設された競技場の内部には開催後の利用計画に基づいた仮設のセクションがあります。例えば、「ウォーター・キューブ」愛称の国家水泳センターは、五輪開催後、一部が北京最大の水上遊園地に改造されることになっており、そのスペースがすでに確保されています。
また、去年7月に、北京市政府は市内の小中学校に校内の運動場を地域に開放するよう求める通達を出しました。これは北京市内のスポーツ施設不足を緩和するためです。北京市の定住人口は1500万人ですが、今回新設された五輪競技場を加えても、スポーツ施設はまだ不足していると言われています。
また、東京都大田区にお住まいの草薙義弘(くさなぎ よしひろ)さんからもお便りが届きました。草薙さんは、聖火と聖火リレーの関係について色々聞きました。
聖火リレーのテレビ中継をもしご覧になったら、聖火ランナーを囲んで走る水色のTシャツを着た伴走者の姿を見ることが出来ます。また、手に四角形の箱みたいなものを持ちながら走る伴走者が見えることもあります。あの箱は特別にデザインしたランプで、中には、ギリシャから採火された「聖火の種」がキープされています。毎日のリレーが始まる時、聖火の種からトーチに聖火を点し、リレーが終わったら、聖火は「聖火の種」という形でキープされています。万が一、トーチが途中で消えても、聖火の種さえあれば大丈夫です。聖火の本体はずっと聖火リレーと共に移動していると考えればいいと思います。
では、今週の五輪関連情報を振り返りましょう。
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