14日、2008年北京オリンピックの聖火リレーが始まり、オマーンの首都マスカットには、楽しい雰囲気が溢れました。
地元時間の14日午後5時、北京オリンピックの聖火リレーが、オマーンの首都マスカットのブスタン・ロータリーで始まりました。北京オリンピック組織委員会の劉敬民副議長は、会場に集まった人々に聖火を示しました。
北京オリンピック聖火リレー代表団の歓迎式典で、オマーンのマスウードスポーツ相は、「2008年北京オリンピックの聖火リレー活動とその代表団を歓迎する。オリンピック聖火がマスカットにとどまる時間は短いが、聖火は、われわれの心の中で燃えており、オリンピックに参加する人々の心の中で燃えている」と述べました。
オリンピックの聖火リレーのルートは、マスカットのブスタン・ロータリーをスタートし、マスカットの門、アラム王宮などの有名な景勝地を通過しました。活動の中で、地元の人々はいずれも、伝統的な民俗衣装を着て、聖火を迎えました。1万人以上の市民が、道路の両側に集まりました。そのうち、中学生のハサンさんはオマーンの国旗を持って、聖火ランナーについて10キロ近く走りました。彼は、記者のインタビューに答え、「オリンピックの聖火リレーがオマーンで行われることを誇りに思っている。私が聖火について走るのは、中国の友人への支持を伝えたいからだ。私は、中国を愛し、オマーンを愛している」と述べました。
マスカットでの聖火リレーに参加した80人のランナーは、オマーンと他のアラブ諸国から加わりました。ランナーの一人、シリアの有名な女優、スラフさんは、中国語で自分の気持ちを語ってくれました。
「こんにちは北京、北京オリンピックの成功を心から祈っている。北京を愛している」
マスカットの市民たちは、聖火リレーに大きな情熱を示し、ほとんどの人が、一部の国で起きた聖火リレーへの妨害に強く反対しました。オマーンオリンピック委員会の初代会長・アブドゥラ氏は「世界中でわずかな人がオリンピックのボイコットを唱えていることを理解できない。国際社会の一部のメディアは事実を歪曲している。これらの報道を無視すべきだ」と述べました。
オマーンは、北京オリンピックの聖火リレーが通過する唯一のアラブの国です。聖火リレーがオマーンで行われることも初めてです。そして、今年は、中国とオマーンの国交樹立30周年でもあります。このように喜ばしい節目に、オリンピックの聖火リレーがオマーンで行われることは、両国関係の新たな一里塚となります。聖火の光とオリンピック精神は、両国をつなぐ架け橋を永遠に照らすことになるでしょう。
|