中国乳業協会理事長の劉成果氏はこのほど、第6回会員代表大会で「2006年、中国の乳類の総生産量は05年比15%増の3290万トンで、ロシア、パキスタンを抜き、インド、米国に次ぐ世界第3位となった」と発表しました。
劉成果理事長によりますと、06年、中国の乳業は急速に発展し、乳製品加工企業の経済規模も急成長しました。06年、規模以上(国有企業と年商500万元以上の非国有企業)乳製品加工企業の工業生産額は1074億2300万元と、1998年の122億9200万元から8.7倍増加しました。また、乳製品加工企業の規模も拡大を続けています。05年、規模以上企業の乳製品企業は98年の395社から698社にまで増加しました。そのうち、1日あたりの処理能力が1000トンを超える企業は14社、500トン以上が19社、300トン以上が25社あります。
また、乳業の急成長に伴い、中国乳業の資本構造も多様化が進んでいます。06年、中国の国有乳製品企業は2000年の28%に当たる40社となり、一方で株式制企業や民営企業の数が増加し、2000年の97社、41社から318社、261社にそれぞれ増加しました。
現在、中国では乳製品消費市場もほぼ形成され、大・中都市を網羅してさらに小都市や農村へと広がっています。06年、中国の都市住民の乳製品消費量は2000年比76.6%増の25.59キログラム(原乳換算)で年平均増加率は10%近くに達しています。
同時に、海外市場の開拓においても目覚しい進展を見せています。06年、中国の乳製品輸出は7万4860トン、輸出額は9416万元で、05年比それぞれ7.2%、15.2%増加しました(新華ネットより)
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