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スターバックスでは12日から「トランス脂肪酸」を含む食用油の使用を停止したと発表しました。中国の230ヶ所の店舗でも半年以内に使用停止を完了するということです。
スターバックスによりますと、「トランス脂肪酸」の使用停止後も原材料は引き続き中国から買い付け、コスト増を理由に商品の価格を引き上げることはないということです。
1月3日、米国スターバックスコーヒーは、ドーナツ・マフィンおよびその他食品の製造時に「トランス脂肪酸」の入った食用油を使ったことがあると表明しました。同社は一定の移行期を置いて、全米6000店舗で「トランス脂肪酸」の全廃を実現する計画です。このニュースの公表後、同社の中華圏本部では、中国での「トランス脂肪酸」使用停止スケジュールは確定していない、としていたのです。
新聞『新京報』の報道によりますと、スターバックスの中華圏PR部マネージャーの孫可江氏は12日記者のインタビューに答えた際、「全廃に向けたスケジュールはすでに決定した。今から6ヶ月以内に、中国の計21都市230余りの店舗でトランス脂肪酸を含む商品を切り替える」と明らかにしました。孫可江氏はまた「今回の切り替えは食品だけに限り、各種の原料はなお中国で買い付け、コスト増加分を食品価格に転嫁することはない」と語りました。
現在、マクドナルドやケンタッキーなどのチェーン企業がすでに相次いで「トランス脂肪酸」の使用停止を行っています。しかし、国の強制性規定はまだ出されていません。
「トランス脂肪酸」は一般に植物油などの食用油の水素化処理の際に副産物として生じます。一般の植物油と比べ、「トランス脂肪酸」は高温に強く、変質しにくく、より長期間保存できるなどの利点があります。しかし、「トランス脂肪酸」含有量の高い食品を常食すると、心血管系統疾病にかかりやすいという研究結果が報告されているということです。(新華ネットより 琳)
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