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上海工商部門は18日、著名ブランド衣料に対して行ったサンプリング検査の結果、バーバリー、アルマーニ、ディオール、STデュポン、エルメネジルド・ゼニアなど20数ブランドの製品が不合格だったと発表しました。
今回の検査は、27企業の40数ブランドを対象に実施され、サンプリング検査を受けた製品は59品目でした。これら製品の価格帯はおよそ1000元以上で、最高額のものは6万元でした。サンプリング対象商品の合格率はわずか57.6%。不合格となった25品目のうちの24品目は、バーバリー、アルマーニ、シャネル、ディオール、マックスマーラ、STデュポン、エルメネジルド・ゼニアなど、トップブランドの輸入衣料製品だということです。

品質の不具合が指摘されたのは、「染料の定着度が悪い」点です。こうした衣料は色落ちしやすく、人体に染料が付着した場合、皮膚病を誘発する恐れもあり、人体にも悪影響を及ぼすとされています。また、輸入衣料製品の中には、不適格な品質表示をしているものもあるということです。上海の湾邁姿服飾店で販売されていたマンゴ(MNG)のコートは、「カシミア20%、ウール60%」と表記されていたにもかかわらず、実際のカシミア含有量はわずか1.7%だった。そのほか、ホルムアルデヒド含有量やPh値、ラベルなどにも国内規定に準じていないものがあったということです。
上海工商部門は、不合格となった商品を店頭から撤去するよう求めており、従わなかった企業に対しては処罰も与える考えを示しました。また、消費者に対しては、高価な商品や著名ブランド、輸入製品かどうかで品質を判断しないよう注意を呼びかけています。(新華ネットより )
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