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天津の名産品として日本人の間で最も有名なのはやはり天津甘栗。中国語では「糖炒栗子」と呼ばれ、秋から初春にかけて天津の至るところで甘栗の露店が並び、一つの風物となっています。

一方、中国人の間でよく知られている天津の名産品と言えば「十八街麻花」、「狗不理包子」、「耳朶眼炸Gao」。これらは天津三大食品と呼ばれており、中でも「麻花」は観光土産や祭事の贈答品に利用されています。

麻花は小麦粉を練って油で揚げたお菓子で、形状は日本のカリントウににています。「十八街」はその老舗で、麻花と言えば誰もが十八街を思い浮かべるほど有名です。

天津で麻花を買うなら、やはり十八街麻花でしょう。特に「桂発祥」というメーカーのが本場中の本場と言われています。大沽南路にある桂発祥本店をお勧めします。なんと1メートル以上もの巨大な麻花がお出迎えしてくれるということで、目立っていますよ。もちろん、大きいのもあれば、小さいミニタイプも売っており、サイズいろいろあります。形は二、三本まとめてねじったような可愛い形で、主な材料は小麦粉、落花生、油、砂糖、その他何種類もまぜまぜしています。結構大きくて固め、サクっと歯ごたえがよくって、香ばしいです。程よいくらいの控えめな甘さで、ちょっとだけ生姜っぽいような香りもあります。ボリューム十分。日本の方にとっては、ちょっと油っこいかもしれません。味の種類もいろいろあります、ゴマ、ピーナツ、ミント、ペッパー、チョコ……どれも美味しいです。持ち運びできるし、賞味期間も長いので、お土産にはぴったりです。天津に行った際はおみやげに是非!きっと喜んでくれるはずでしょう。
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