彼はフランスで博士号を取得したエンジニアであり、中国の有名な企業家でもあります。彼は革新の精神で、企業を窮地から救い出しました。彼はまた第10回全国人民代表大会の代表で、自らの知恵と勇気で中国企業の世界進出に乗り出しています。彼の名前は柴新建。
今週のBizゲストは柴新建さんのサクセスストーリーと、その革新の精神についてお伝えします。
今年3月の全国人民代表大会期間中に、「経済スクランブル」は無錫小天鵝(リトルスワン)株式有限公司の社長兼副会長の柴新建さんにインタビューしました。今、中国の経済改革では「自主的革新」という言葉がキーワードとなっています。この言葉は、「あらゆる分野で自主的に新しいものを作り出して行こう」という意味ですが、これについて柴さんの意見を伺いました。
「革新」という言葉が柴さんの話にはよく出てきます。これは柴さんのモットーです。「体の若さは永遠には続かないものの、勉強による心の若さは永遠に続けることが出来るだろう」と柴さんは信じており、「学習型企業」の確立を打ち出しました。
今、中国では、「企業の自主的革新」が重要視されています。中国企業はどうしたら世界進出を果たせるのでしょうか。外国からの進んだ経験を学ぶ一方、革新的な精神に則って、自らの道を歩まなければなりません。
中国の経済成長は急速なスピードを保ち、世界の注目を集めていますが、知的所有権の保護や、研究成果の保護、自主的な研究開発など、先進国との間にはまだまだ距離があります。西側諸国が100年以上かけて歩んだ工業発展の道、中国は改革開放以来まだ20年余りしか経っていません。問題点を解決していくには、まだまだ長い道のりがあり、時間がかかりそうです。立ち遅れていること、そのものを恐れる必要はありません。しかし、どこが立ち遅れているという事をはっきり認識して改善していかなければなりません。
柴新建さんのサクセスの道、それは革新の道とも言えるでしょう。これから、もっと多くの中国の企業家が、この道に沿って中国企業の振興に自らの力を捧げて行くことになるでしょう。
柴新建さんのアクセスストーリーは4月21日(本放送)と22日(再放送)の『経済スクランブル』の「Bizゲスト」でオンエアしますので、お聞きください。(劉叡琳)
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