先週は中国の伝統楽器・古筝を紹介しました。今日も引き続き古筝で奏でた音楽をお送りします。
古筝は2000年にわたって各地で多くの流派を形成してきました。河南省の河南筝、山東省の山東筝、そして潮州の潮州筝などが含まれ、その後延辺朝鮮族自治州に伝わり、次第に朝鮮族の民族楽器・伽椰琴と変化してゆきます。それ以外にも古筝は時代の流れにそって、絶えずその音色も改良されました。
現在でも多くの人々に愛され続けている伝統楽器です。では続いてお送りしますのは古筝の名曲「漁舟唱晩(夕日の下の漁船)」です。この曲は叙情的で優雅な美しい旋律が特長です。西に傾いた夕日、川面に浮かぶ小船、そして漁師の歌声を思い浮かべてみてください。
M1 漁舟唱晩 4'20''
先ほども紹介したように、古筝は今から1500年ほど前の唐の時代に、延辺朝鮮族自治州へ伝わり、朝鮮族の民族楽器・伽椰琴へと進化してゆきました。最後に伽椰琴で奏でた朝鮮族の民謡「阿里郎(アリラン)」を聞きながらお別れしましょう。
M2 阿里郎 5'08''
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