先週、中国の有名な作曲家・劉錫津が作曲した、月琴の協奏曲「スケッチ:北方民族の生活」の第一部分「騫馬(競馬)」とエヴェンキ族の生活を描いた第2章を紹介しました。
今日は続いて「スケッチ:北方民族の生活」の第3章「漁歌」と第4章「冬猟(冬の猟)」をお送りします。協奏曲の第三部分は夕日が西に沈む時、ホジェン族の人々が船をこぎながら歌を唄う場面が描かれています。月琴は優しく美しいメロディで漁業を生計とするホジェン族の人々の生活を、奏でます。
M. 「漁歌」
今、お聞きいただいていますのは、月琴の協奏曲「スケッチ:北方民族の生活」の第三章「漁歌」でした。
中国の有名な作曲家・劉錫津が北方の少数民族の生活風景を描いた、月琴の協奏曲「スケッチ:北方民族の生活」を特集してお送りしてまいりました、今日の「中国民族音楽」。
曲は、いよいよ最終章、中国東北地方の森林に暮らすオロチョン族が、猟をする時のシーンを描いた「冬猟(冬の猟)」でクライマックスを迎えます。
このシーンで、月琴は、狩をする時の緊迫した雰囲気を生き生きと描き、また、狩を終えた狩人が、獲物を満載にして帰る喜びを表しています。
今日は、月琴の協奏曲で、中国の北方地方に住む少数民族の生活風景をお楽しみいただきました。それでは、また来週お会いいたしましょう。
M. 「冬猟(冬の猟)」
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