前回の民族メロディーは有名なウイグル族歌手・ルズアムティさんが歌った中国民謡の名曲「在那遥遠的地方(草原情歌)」と「新疆好(美しい新疆)」を紹介しました。今回も引き続きルズアムティさんの特集を送りします。
現在北京を活動の拠点にしているルズアムティさんは、国内外で行われる多くのステージに出演し、多忙な日々を送っていますが、時間ができると新疆各地で様々な伝統音楽を収集しています。「小さな町で羊の串焼きや嚢を売る売り子の掛け声は、本当に民族的で味わいがあると思いました。1991年に初めて日本を訪れたとき、日本の民謡歌手と共演するチャンスがありました。日本側のある有名な歌手が歌った「ソーラン節」をきいて、とても感動したことを覚えています。日本民謡の独特な味わいは今でも忘れられません。民族の特徴を持つ音楽ほど、人の心を打つ魅力が強い」と、ルズアムティさんは話しています。では、ルズアムティさんが歌った「塔里木河(タリム川)」をお聞きください。
塔里木河
今、ルズアムティさんには一つの夢があります。それは、新疆の素晴らしい民謡を、有名な作曲家・王洛賓さんのように全国だけでなく、全世界にひとつでも多く紹介することだそうです。今日の民族メロディーは、有名なウイグル族歌手・ルズアムティさんの特集を送りしました。最後に彼が歌った「草原の夜」を聞きながらお別れしましょう。
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