阿昌族(アチャン族)は雲南省の一番古い土着民族の一つです。人口はおよそ3万4千人。(2000年の国勢調査より)。主に雲南省西部の隴川県の戸撒郷と梁河県の遮島郷、大産郷に住んでいます。
阿昌族は、自らの言葉がありますが、文字は持ちません。長い間、漢民族、タイ族と一緒に暮らしているため、そのほとんどは、漢語とタイ族語ができます。
阿昌族は、小乗仏教を信仰しています。
阿昌族の未婚の男性は白い頭きんで頭をくるみ、既婚の男性と女性は濃紺色の頭きんで頭をくるみます。若い男女は花が好きで、いつも頭につけています。阿昌族が作った戸撒刀が世界でも有名です。男性はそれを持ち歩きます。
阿昌族はタイ族と同じ、水掛け祭を行います。人々は山で花を摘み、仏の象徴とする花のかごと塔を作ります。それを囲んで、踊りながら歌います。
窩羅節は阿昌族の一番盛大な祝日で、旧歴の二月四日に行われます。「窩羅」は阿昌語で、「屋外で楽しむ」という意味です。その日、人々は村の空き地に集まり、夜遅くまで歌ったり、踊ったりします。 (編集:藍暁芹)
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