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(一)冬の北国と南国
   2006-11-01 17:12:42    cri

 こちら北京は、冬本番は来年1月中旬ごろで、まだ早いのですが、北国だけあって朝晩は冷えます。とはいっても、中国は東西南北と広いですから、各地の気温の差はかなり違うんですよ。これはいまじゃなく、11月の12日のことでしたが、当日は東北の都市ハルビンの日中の最高気温が零下3度だったのに、なんと、南の広州の最高気温は30度。いくらか驚きましたね。なんと33度も違うんですよ。これで思い出すのが、勝手に思い出したりしてすみません。あれは30数年前、かの文化大革命のときでしたが、私は東北黒竜江省の辺境地区にある農場にいましてね、。そして兄が南の広東省にいたんですよ。つまり、寒い東北から急に南国にいき、体調崩したというわけです。あの年は12月初めに休暇もらって、黒竜江から汽車に乗り、牡丹江、ハルビン、そして北京経由で南の広東にいきました。当時は黒竜江省の気温はやはり、最高が零下5度ぐらい。だって当時私は農場にいたんですよ。つまり都市ではなく田舎にいたんですよ。

 気温は黒竜江の中心地ハルビンより低いのは当然のこと!で、12月初旬のある日にかなり厚着して出発しました。便利だったのは私のいた農場には鉄道が通っていたことで、自分の住む生産隊、そうですな。村としておきましょう。で、私は村から20分離れた駅で牡丹江行きの、一日往復一本しかない汽車に乗りました。そして牡丹江から北京行きの汽車に乗り換えたわけですが、途中の遼寧省の中心地瀋陽を経過するときには外の景色もかなり変わり、気温が違うのか北風ぴゅーぴゅーという殺風景なものは徐々になくなっていきました。どうせ長い汽車の旅ですから、夕食のときは瀋陽駅で白酒とつまみを買い、少し呑んで車内で売ってる安い弁当食べたあと寝ます。でも寝台車じゃありませんよ。日本でいう昔の二等車です。

 当時はみんなそうやってたものです。寝台車だなんて贅沢でした、そして北京につくと黒竜江に比べてそれは暖かい。私は綿入れオーバーを脱ぎ、駅で一休みして、近くの飯屋で酒を飲み、(そのときはばら売りのビールだったかな)、待合室でなんとか夜を明かし、翌日午後の北京から広州に向かう汽車に乗りましたね。翌日、武漢についたころは外の気温も大分上がり、景色もかなり変わりましてね。また一夜明けて翌日にはすでに広東省の来たにある湖南省でした。夜明けの窓の外は、すでに南国の風景でした。そして午前中に広州駅に着いたわけですが、気温は25度ぐらい。東北の寒いところから来た私にとっては急に温い風呂に入った感じ。

 兄が駅で迎えてくれましたがが、私は綿入れのオーバーやセーターを抱え込んで駅から出てきたものですから、いくらか驚いていました。さっそく駅の近くの飯屋で兄と再会の乾杯。でも急に南国に来たせいか、そのときは久しぶりの再開で喜びあい、旅の疲れや気温の変化の影響などはそっちのけで、飲みましたよ。でも二日目は温度差に参ったのか体調崩して、好きな酒も止めてぐったりしてました。やれやれ!

お酒
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