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(一)洋河大曲紹介ー1
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2006-09-29 11:42:25
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今日は洋河大曲をここにご紹介しましょう。 この洋河大曲、中国の名酒の一つで、中部江蘇省の泗陽県にある洋河鎮というところで作られます。ここ洋河鎮は、なんと漢の時代からあり、唐の時代に頭角を現し、明と清の時代に栄えたといいます。この酒は、この洋河鎮という町が栄えたからこそ、その名が知られていったそうです。なんですか?で。ここは南の洪沢湖、北の駱馬湖をいう湖にはさまれた地点にあり、隋と唐の時代には、当時の泗水、黄河と白洋河という三本の河と南北を連ねる運河にも近く、歴史的にも有名な白洋関という関所があり、水陸交通の要所でもあったことから、商業がさかんになるにつれ、酒造りも徐々に振興してきたのです。その後、明の末から清の初めには、「香りに誘われ馬を降り、味を知る者、車を泊めた」と言われました。 つまり、ここ洋河の酒造りは全国にも知られ、当時は、山西、山東、河南など九つの地方の商人がここに会館を作り、15もの大きな酒造りの工房ができたそうです。このときから洋河大曲(揚子江)淮(淮河)にその名とどろかせ、誉は天下に満つ"といわれていたほどです。ものの本には、大曲酒は各地で造られたが、洋河大曲、揚子江下流の各地に名をはせ、通商点となる各港や町、ひいては大きな村や市場にある酒屋は、いずれもこの酒の看板を掲げたという意味のことが記載してあります。 こんなことがあったようです。 「鎮江の町の酒屋で、この店の主と、客であり友人でもある徐州の酒商人が徐州の酒と洋河の酒のどっちがうまいかについて言い争いをはじめたので、周りの客がなんだなんだと寄ってきた。 そこで、店の主とその客が洋河の酒と徐州の酒をそれぞれ大きなお椀に入れ、どちらが何の酒だとは言わずに客たちに味見させたところ、客たちは徐州の酒を口にするといずれも眉をひそめ、「これは辛くて強すぎる」と言う。そして洋河の酒を一口飲むと、声を合わせて「これはうまい。香りまでが胃に沁みる」と称えたので、徐州の酒商人はとうとうあきらめた」 ま!こんなありふれた話ですが、何はともあれかなりうまかったんでしょうね。
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