写真1:仲良しのパリザさん(右)とアイヌルさん
3月21日は、カザフ族のお正月、ナアウズ祭です。北京では、二日前の日曜、19日に繰り上げて、お祝いしました。北京と天津に住むカザフ族、主に大学生300人余りが北京北東の和平里にある民族出版社の三階ホールに集まり、楽しいひと時を過ごしました。
北京あたりはカザフ族が多いということで、お祝いは二回に分けて行われたそうです。一週間前、大人たちの集いがありました。民族の最も大切な祝日をできるだけ、すべての人に楽しんでもらうということですね。
席上、黒いコートに黒いスカート、パーマにかけたロングヘアの美しい女の子と出会いました。世界でも有名な名門校・清華大学の学生、パリザさんです。黒いアイラインは目尻まで長くひいてあるのがとても印象的でした。
パリザさんにマイクを向けました。
『藍:こんにちは。
P:こんにちは。ナアウズ祭、おめでとうございます!
藍:お名前は?
P:カザフ語で、PALIZAと申します。パさんと呼んでもいいよ。
藍:ご出身は、どこですか?
P:新彊のウルムチです。北京に来て三年余りです。清華大学経済管理学院の学生です。専攻は、国際貿易と金融。このめでたい祝日に、カザフ族の音楽が聞け、カザフ族の人の出し物が見られ、ナアウズ祭特製のおかゆが食べられ、とてもうれしいです。
藍:清華大学には、カザフ族の学生は何人いますか?
P:ウイグル族のほうが多いですね。今までは7人、最近、また二人が入ったと聞いていますが…
藍:普段、一緒に遊びますか?
P:清華大学は非常に大きいから、なかなか逢えないです。
大学にはイスラム教徒のための食堂があり、時々食堂で会います。会うとき、カザフ語で声をかけ、とても親しく感じます。
藍:北京での生活に慣れましたか?
P:もう慣れました。来たばかりの時、ちょっと不安でした。気候とか、食事とか。
そして、はじめて親元を離れたものですからね。さらに勉強上の圧力。最初の二ヶ月は、先生についていけなかったから、大変でした。
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