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「2017中日民間歌唱コンテスト」審査員・谷村新司さんに聞く

2017-09-19 20:43:34     cri    

聞き手:王小燕

 今週の番組は、「中日国交正常化45周年記念特別企画~2017中日歌唱コンテスト」決勝戦のダイジェスト版と共に、審査員として日本から駆けつけてくださった谷村新司さんのインタビューをお届けします。

 歌声を通して新しい友好の架け橋を渡し、中日両国の民間交流をさらに深めることを主旨とする「2017中日歌唱コンテスト」は9月10日、北京外国語大学で盛大に開かれました。この企画は、中国国際放送局、中国国際ラジオテレビネットワーク局と北京外国語大学が中日国交正常化45周年記念するために共同主催したものです。

 当日は、両国のアマチュア歌手やユニット10組が紅白に分かれて対決し、相手国の歌を歌う形式で今後の中日関係の発展に願いを込めた祝福を送りました。決勝戦のステージは中国国際放送局(CRI)日本語アナウンサーの張怡康と同大学日本語学部三年の程凡華が中日二か国語で司会進行を担当しました。今週の番組の前半ではまずは、会場の様子をダイジェスト版でお伝えします。

 続いて、谷村新司さんのインタビューをお届けします。

 谷村さんは席上、「日本人が中国の歌、中国人が日本の歌を歌う、このイベントそのものが友好のシンボルだ。審査員として出られて光栄に思う」と話し、「どの人も心をこめて歌ったので、楽しく聞かせてもらった」と出場者を高く評価し、「これまで長く続いてきたこの行事は、今後もずっと続くには皆さんの応援が必要だ。長く応援をお願いする」と今後の中日交流に暖かいエールを送りました。

 谷村さんは、中国の改革開放初期から現在に至るまで、中国との音楽交流に尽力し続けています。代表的な活動には、1981年に人気バンド「アリス」のメンバーとして、日本の音楽グループ初となる中国単独公演を北京で開催しました。2004年から上海音楽学院教授で教授を務め、2010年には上海万博のPR親善大使として活躍。さらに、2017年6月1日、中日国交正常化45周年ならびにアーティスト活動45周年を記念するコンサートも上海で行われました。

【谷村新司さんインタビューの抜粋】

――審査員として出場した感想をお願いします。

 日本の人が中国の歌、中国の人が日本語の歌を歌うという、出演された全員の歌にとても感動しました。それで、お話しするのも大変なのに、皆さん本当に心をこもって歌って下さったので、まさにこの形自身が友好のシンボルだと思いながら、楽しく今日は聞かせて頂きました。

――今回のイベントは中日文化交流にどんな役割を果たしたと思いますか。

 日本の人が中国に住んでいて、中国の人にすごく助けられて、そして、その人たちに支えられて、生活したり、一緒に歌を歌ったりしている。反対に、また日本にもたくさんの中国の人が住んでいて、そこでまた、日本の人たちといい交流がいっぱいできている。それを絵に描いたような、すごくシンボルのような番組だったので、審査員として出られたこと、本当にすごく光栄に思いました。

――『昴』を書いた時に黒竜江省の夜空を思い出したと中国では言われていますが、本当でしょうか。

 その時はですね、黒竜江省はまだいったことが無かったし、今もまだ行ってないんですけど、何となくイメージの中では、冷たい風が吹いているところに、金色の草原が風にこう揺れていて、空は満天の星だと思っていて、地図でも見ていたら、何となくイメージ的に、この辺というのが黒竜江省だったんです。だから、今度見に行きたいと思います。

――中日国交正常化45周年に対する 谷村さんの一番伝えたいメッセージをお願いします。

 今年は僕もプロでデビューして45年、中日の国交正常化して45年、だから同い年ですね。だから、この記念すべき年に、今年も上海でコンサートすることができて、新しい若いファンの人たちとたくさん出会うことができたというのも、僕にとっては、とても幸せでうれしい出来事でした。また、こうやって、日本の人が作った歌を当たり前のようにみんなが自分の国の歌のように歌ってくれるということは、歌にとって本当に幸せなことだと思います。だから、この45年がまた一つのきかっけになって、これから50年、55年で続いていってほしいなぁと願うとともに、そのためにできる限りのことはしていこうと思います。

――谷村新司さんのことを心から大好きな中国のファンの皆さんに一言メッセージをお願いします。

 本当にそうやって熱い思いを寄せて下さっている方が中国にいるということ、それは、僕が中国という国自体が好きになることの一番大きな要素なんですね。だから、その国に一人好きな人がいたら、その国は好きな国になるってこの言葉を僕はこれからも忘れないだろうし、そのファンの人たちとできるだけ、会える機会を作っていきたいと思います。

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