北京には老若男女に愛されているソウルドリンクなるものがあります。
それが北冰洋(běi bīng yáng)です。
北冰洋とは、中国語で北極海という意味です。そのため、しっかりと堂々たる白熊が描かれています。
北冰洋は街角で外でも中でもよく見かける炭酸飲料水です。
味のラインナップは4種類。
一番左から酸梅汤、桔汁(ミカン)、橙汁(オレンジ)、炭酸水です。
紫色の缶は酸梅汤(suān méi tāng)味です。酸梅汤は、中国では伝統的な暑気払いの飲み物で、梅を使っていてあっさりしていながら、消化を助けてくれる効果もあると言われています。その味が炭酸の爽快感とともに味わえます。
青い缶は糖分が一切入っていない炭酸水で、そのまま飲んだり、割りものとしても使えます。
そして一番気になるのが、この2種類です。
並べてみてわかりますが、オレンジ色とオレンジ色。同じ暖色でありながら微妙に色が違う。さらに味の違いは「ミカン」と「オレンジ」でこれまた微妙に違う。この差はとても気になります。
そこで、2種類の飲み比べしてみました。
中身を並べてみると・・・
色は缶の配色と同じように左のミカン味が若干濃いように見えます。
続いて味です。
左のミカン味は、柑橘特有の爽やかな甘さがありますが、どこかしら酸味が残るので、皮も含めてまるごと閉じ込めたような印象です。
一方、オレンジ味は、柑橘系の香りがするものの、あっさりとした甘みなので、食事をしながらだとこちらの方が合うかもしれませんね。
北冰洋は北京でしか楽しめない味ですから、北京にお越しの際は、北冰洋をぜひお試しください!
| ||||
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |