6月23日に、北京市政府はオリンピック期間中に「緑色出行」という、車の利用規制の具体的な方法、『2008年北京オリンピック、パラリンピック期間中の交通保障案』を発表すると共に、市民の協力を求める文書も発表しました。
それによりますと、第一段階、つまり7月1日から19日まで、北京にあるずべての政府機関、解放軍、武装警察および事業体の自動車使用を通常の30%カットします。第二段階、7月20日から9月20日まで、自動車は、日付が奇数の日にはナンバープレートの末尾の数字が奇数の車、偶数の日に偶数の車しか使用できなくなります。また、各政府部門や事業体では通常の自動車使用量の70%をカットします。7月20日から8月27日までは、全市内でこの交通規制が実施され、8月28日から9月20日までは、規制範囲は五環路(環状5号線)の内側、競技場と空港を結ぶ高速道路、さらに八達嶺高速道路と北京?承徳高速道路が対象となっています。
さらに、北京市政府と各所属の事業体は6月23日から7月19日まで自動車の使用を通常の半分にすることも決められています。
規制の期間中は車通勤が減ることにより、地下鉄やバスに乗る人が増えることに対応するために、通勤時間や大型デパートの営業時間などを調整すること、公共交通の運営時間を延長したり、便を増やして発車間隔を短くしたりすることになります。また、オリンピック開催期間中は、当日開催される競技の入場券を持っていれば、無料で地下鉄やバスに乗れます。
とにかく、今回は交通規制が行われる期間が長いので、公共交通機関や自転車が利用されて空気がきれいになり、通勤も便利になることが実感できれば、これからはマイカーで通勤する人が少なくなるかもしれません。
さて、今週の「お便り紹介」のコーナーでは、大分県中津市にお住まい村田章信さん、愛知県名古屋市にお住まいの上村肇さん、栃木県佐野市にお住まいの魚住広志さん、岡山県岡山市にお住まいの長尾弘さん、そして、千葉県四日市道市にお住まいの竹内宏典さんから寄せていただいたお便りをご紹介しました。
また、「ホットホット通信」のコーナーでは、2008年度、日本高校生訪中団の第一陣の中国での活動についてお伝えしました。
詳しくは、番組のほうをお楽しみください。
(文:東)
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