中国国際放送局紹介 日本語部紹介
Home
今週の番組
   2008-05-27 13:46:40    cri

 四川大地震で亡くなった大勢の人たち追悼するため、中国では5月19日から21日までの3日間を「全国追悼日」としました。そこで、今週の番組は予定を変更して、四川からの現場リポートや、リスナーやHPの利用者から寄せていただいた四川大地震についてのメールや書き込みを紹介しました。

 まず、成都の日本語学校で日本語を教えている坂本静子さんへの電話インタビューをご紹介しました。坂本さんのことについて、以前「いきいき中国」でもご紹介したことがあります。地震発生の前日(11日)、坂本さんは九寨溝でガイドをしている日本語学校の教え子に招かれて、成都からバスで九寨溝に行きました。もともと13日成都に戻る予定でしたが、九寨溝で大地震にあい、5日間ほど現地に滞在することになりました。16日午後、やっと飛行機で成都市内に戻りました。CRIの王小燕アナが18日の夜に電話で話を聞きました。

 今回の大地震に対して、国を挙げて救援活動を行っていると言っても過言ではありません。そもそも献血に対して慎重な態度を持っている人が多い中国では、あちこちの献血車の前で列を並ぶようになっています。各地から四川に行ってボランティアをする人がいます。また、実際現地に行って、救援活動ができなくても、義捐金を寄付したりする人が多くいます。さらに、日本をはじめ、サウジアラビア、韓国、ロシア、アメリカなど多くの国から義捐金や救援物資が送られています。このほかに、中国は初めて、日本、ロシア、韓国、シンガポールなどの国の国際緊急援助隊を受け入れました。

 その中で、日本の救助隊は震源地に近い青川県や北川県で被災者の救助活動を続けていましたが、被災地の上流で川が決壊する恐れが出たため、救助活動を中止し、19日夜、成都に戻りました。「日本の救助隊は今回最も早く到着した国際援助隊で、山崩れや道路の損壊など幾つもの困難を克服し、ついに災害現場に到着した」とか、「日夜、寝食を忘れて捜索と救助に当たり、顕著な成果を挙げている」などと、こちらでも報道されていました。日本語部の姜平さんは、その取材のために18日現地に向かいました。震源地に近い綿陽市の避難所や、日本の救助隊の様子について伝えてくれました。

 避難所にこもっている被災者達に一番必要とするのは、心のケアです。中国では、災害後の心理カウンセラーは1994年新疆のクラマイ大火事以来のことですから、まだまだ、経験も浅く、人材も不足していることが現状です。地震発生後、全国の心理学者が被災者の精神状態に関心を寄せていて、ボランティアをする人に短期間の心理課程を行ったり、自ら四川に向かったりしています。

(整理:東)

 

  • 今日のトップニュース
  • 今日の国内ニュース
  • 今日の国際ニュース

  • • 基礎中国語
     皆さんは、ここで中国語と日本語に耳を傾け、フラッシュによる動画を楽しみながら、中国の風習や伝統文化を思う存分味わうことができます……

    • 「北京ワクワク」の購入について
     中国語講座「北京ワクワク」(上巻と下巻)のテキストは、日本の皆さんが初めて中国語会話を学習するための入門編です……
    |  link  |  E-メール  |