現在は、1993年12月に新設した国際文化交流学院をはじめ、文学部、工学部、経営学部、国際経営学部、美術学部、政治学部など17の学部からなり、それぞれ上海市内に点在しています。

　中国語では「一対一」と呼ばれるコースで、授業は全てマンツーマンで行われます。教材選びからカリキュラム設計まで、完全に留学生一人一人のレベルや目標に合わせて行われるため、短期間でも効率よく集中して中国語を身につけることができます。

　現在、上海大学では国際交流学院にて留学生の募集やその管理を行っており、国外からの留学生を対象に主に以下のコースを開講しています。

　レベルごとに初級、中級、上級にクラス分けされ、毎週20コマ（45分／１コマ）の授業が行われます。授業は主に中国語で行われ、基本となるリスニング、文法、会話等の中国語の授業に加え、選択科目として書道、太極拳等の授業を受けることができます。

　上海大学は1966年より外国人留学生の募集を開始し、これまで74ヶ国8000人余りの留学生を受け入れてきました。上海大学国際交流学院は外国人留学生の募集、管理を行い、中国語教育及び生活面のサービスを提供する専門機関です。そして国際交流学院に所属する対外漢語教学及び研究中心には、専門の教師が20名ほどおり、若い教師は皆対外漢語教師の資格及び修士、または博士の学位を取得しています。

　学内には外国人専用の留学生寮、教室、視聴覚室及び活動室があります。本学院は外国人留学生に対して中国語教育のほかに、中国概況、中国文化、中国旅行、当代中国経済、書道、絵画、料理及び太極拳等の選択科目や専門講座を開講しています。国際交流学院は各国からの留学生のために、より良い学習生活環境を整備しています。

　上海大学は積極的に国際交流を進めていることでも知られており、早稲田大学、モスクワ大学、パリ第二大学、ニューヨーク市立大学などと交流協定を結んでいます。上海大学で学ぶ外国人留学生は1000人あまりにも及びます。国内における一流総合大学化を目指してさまざまな活動を展開している成長中の大学です。