|
|
お互いに自己紹介 |
拓海さんと桜さん |
北京市内にある日本国際交流基金会の多目的ホール。そこでは、中国人の若者40人ほどが椅子を丸く並べておしゃべりを楽しんでいらっしゃいました。みなさんが話しているのは日本語です。
「北京日本語コーナー」は、中国人日本語学習者のための交流サークルです。2005年に発足し、参加費は無料。「日本語を勉強したい」「日本語をレベルアップさせたい」という人たちが月に2回程度集まり、フリートークなどを楽しんでいます。時には、日本に関するクイズ大会をやったり、カラオケ大会をしたり。春にはお花見会、夏には盆踊り大会を開催することもあるそうです。また、ゲストで日本人が遊びに来てくれることもあり、日本の習慣や文化などについてレクチャーしてもらったり、フリートークの練習相手になってもらったりしています。
参加者の日本語レベルはまちまちですが、「日本語がもっと上手になりたい」という気持ちはみんな一緒。「みんなと交流しながら日本語の勉強が出来るので、とても楽しい」「学生時代、日本語を勉強していたが、いまは日本と関係のない仕事をしている。日本語のレベルを落としたくない自分にとって、こういうサークルは大変役に立つ」と、みなさん活発に参加していらっしゃいました。
|
|
笑顔があふれる |
積極的に発言 |
代表者のリンさん(日本名・藤原拓海さん)とヨウさん(日本名・桜さん)にお話を伺いました。
Q.「この活動をはじめたきっかけを教えてください。」
A.「中国、特に北京で、日本語を学ぶ人がますます増えています。だから、日本人と交流する場が必要だと思いました。学生、社会人問わず、日本語能力を向上させるためにこういう場所が必要なのではないでしょうか。」(拓海さん)
「学校で勉強するのは硬い文章ばかりで分かりにくいでしょう?だから、楽しく勉強できる環境を作りたかったんです」(桜さん)
Q.「これまでやってきて、成果や問題点は」
A.「よかったのは、みなさんに日本人と交流するチャンスを提供できたこと。課題は、日本人の参加が少ないこと。日本人のボランティアがもっと増えてくれればよいのですが・・・」(拓海さん)
「メンバー同士の交流にも役立っているようで、みんなが楽しそうにしているのを見ると、とてもうれしい。もっと活動の内容を改善していきたいです。」(桜さん)
Q.「たくさんの人が参加している理由は何だと思いますか。」
A.「まずは、日本語の会話力やヒアリング力のアップ。そして、文化交流をしたいとか、友達を作りたいからという理由もあるでしょう。そして何と言っても、活動の内容がいいからではないでしょうか?」(桜さん)
Q.「今後の抱負を」
A.「中国人だけじゃなく、日本人を対象にした活動もやっていきたいですね。中国の文化紹介をするとか、中国各地にみんなで旅行するのもいい。こういう活動は、もっとやるべき。いまは民間の交流が必要です。中国へ旅行する機会があれば、ぜひ私たちのサークルに参加してください。興味のある方はぜひご連絡ください」(拓海さん)
「みんなで待っています!ぜひ参加してください」(桜さん)
「北京日本語コーナー」のHP http://bj-jc.com/
(活動内容紹介、BBSなどがある)
|