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10月23日から31日までの9日間、中国の高校生およ400人が日本を友好訪問し、私は同行取材してきました。これは、中日両国政府が今年スタートさせた「21世紀青少年大交流計画」の一環です。今後5年間、中国から日本へ毎年2000人、日本から中国へ毎年1000人、あわせて1万5000人の高校生をお互いの国に派遣し交流を促進します。
今回日本を訪問したのは、吉林省や海南省、福建省、河南省、四川省など全国各地から選抜された高校生400人は、東京から入って大阪から帰国するグループと、大阪から入って東京から帰国するグループの2つに分かれ、訪問を行ないました。滞在中は日本各地を訪問し、地元の高校生と交流したり、ホームステイを体験したり、日本社会に幅広く触れられるようなプログラムが組まれました。
その一つのグループは、鳥取県の県立鳥取東高校を訪れ、この高校の家庭科の授業を受け、交流を行いました。

家庭科の授業のない中国の高校生たちにとっては非常に新鮮な経験だったようですね。
日本人4人・中国人1人のグループに分かれ、レシピに従ってクッキーを作りました。日本人がボウルを準備すると、そこに中国人が卵を割り入れる。身振り手振りでコミュニケーションを取りながら作業することおよそ40分。美味しいクッキーが焼きあがりました。
両国の若者が、まるで家族のように打ち解け、クッキー作りに取り組んでいるのを見て、とてもほほえましい気持ちになりました。中国の高校生たちにとっては初めての日本訪問でしたが、国の違いなど関係なく、お互いに楽しいひとときを過ごしている様子でした。そして、彼らの中には大きな友情も生まれたようです。
今回の交流活動について、中日両国の若者は、「いい経験になってよかった。今後もこういった交流活動があればいいな」と、共に述べました。(文 朱丹陽)
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