中国共産党第17回全国代表大会が、15日から北京人民大会堂で開幕しました。共産党全国代表大会は5年に1度開催されるもので、期間はおよそ7日間です。今回は、全国から選出された代表2200人あまりが参加しています。
大会では、胡錦涛総書記の報告や「中国共産党党規約」に関する審議のほか、前期活動報告の審査、中央委員会や中央規律検査委員会の新選出などが行なわれます。
ここ数日、大会の様子がテレビやラジオ、新聞などで大々的に報道されています。この大会が中国にとって、いかに重要な会議かが感じられます。
さて、中国青年報でこんな記事を見つけました。
「今回の大会で、ついに1980年代生まれの代表が登場!」
代表に選ばれたのは、華中農業大学の大学院生・徐本禹さん(25歳)。貴州省の貧困地域でボランティア教員を2年務めた経験を持っています。この活動は中国中央テレビの「感動中国」という番組でも紹介され、これが高く評価され、今回、大会の代表に選ばれたというのです。
全国代表大会の代表は全国の共産党員のなかから選ばれるわけですが、学生党員の占める割合は2.6%、194万7000人にのぼります。このため、学生でも代表として大会に出席する可能性は十分にあります。
また、今大会では、大会代表の年齢層も若返りの傾向があります。たとえば、前回の第16回大会では55歳以下の代表の割合は63.2%でしたが、今大会は70.4%に増えています。
今週も、リスナーから、たくさんのお便りをいただきました。その中の一通をご紹介します。高知市の梶原浩史さんからのお便りです。
「数年前から落語にはまっています。特に、上方落語の大御所・笑福亭仁鶴(にかく)師匠のファンです。寄席にも通っています。そこで質問ですが、中国にも落語のようなものはありますか?また、寄席のようなものはありますか?」この質問についての解答は今週の番組で、是非お聞きください。
今週の「ホットホット通信」のコーナーでは、北京在住の日本人翻訳家・泉京鹿さんへのインタビュー(前半)をお届けします。(担当:任春生)
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