Q:「最近、お店には、秋の果物がたくさん並んでいます。特に目立つのは葡萄。種類はいろいろですが、日本では粒の大きい品種が多いようです。そこで質問なのですが、北京で売られている葡萄は小粒、大粒どちらが多いですか。そのほか、秋の果物に日本と違うものがあれば教えてください」
A:秋になると、北京の果物屋やスーパーの店頭にもいろいろな果物が並びます。例えば、りんご、梨、みかん、柿、葡萄など。これらの果物は日本にもあると思います。
葡萄ひとつ取っても、いろいろな種類があります。例えば、巨峰、玫瑰香、馬奶子のほか、アメリカやニュージーランドから輸入した葡萄もあります。
大粒が好きな人もいれば、小粒が好きな人もいます。お店に並んでいるのも、大粒小粒、だいたい半分ずつです。
小粒のもので有名なのは、馬奶子葡萄です。この品種は、中国新疆ウイグル自治区で栽培されているものです。糖分が多くて、非常に甘いです。また、ここ数年、種のない品種が開発されて、食べやすくなっています。新疆は中国では有名な葡萄の生産地で、100種類以上の葡萄が栽培されているといわれています。そのほとんどは、ワインの原材料として使われています。新疆のワインは、古く(漢の時代ごろ)から人々に愛飲されています。
中国独特の「秋の果物」と言えば、ナツメ(棗)があります。日本では、あまりなじみがないかもしれません。味は酸っぱいもの、甘いもの、さまざまです。さくっとした歯ざわりで、りんごと似たような感じで、非常に美味しいです。生産地は、北京周辺地域、河北省の倉州市、山西省、山東省などです。(担当:任春生)
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