中国へ行く以前は、テレビ・新聞で、「反日デモ」や「歴史的な対立」など暗いニュースばかりを耳にしていました。「中国の人々は、日本人にあまりよい感情を抱いていないのかな?」「近い国であるがゆえ、問題が多いのかな?」と非常に不安で、いろいろなことが頭の中を駆け巡りました。
しかし、中国へ行ったことによって、たくさんのことを学びました。例えば、今まで本や映像でしか見たことのなかった巨大な文化遺産を自分の目で見ました。それと同時に、大きなビルや近代的な建物も目にしました。中国は長い歴史を守りながらも、それにとらわれることなく発展し、近代化が著しいことを知りました。イメージがかなり変わりました。
そして、中国はとても広い!じかに中国の地を踏んで、見渡した景色や吸う空気は、日本とはまったく違っていました。広大というか、壮大というか。そんな雰囲気をリアルに感じることができて、非常に新鮮な気分でした。
また、何よりも印象深かったのが、ホームスティを初めとする中国の人々との交流でした。中国人は、私が思っていたよりもはるかに友好的で、積極的でした。それでいて、とても優しくて、私たちを暖かく歓迎してくれて・・・本当に嬉しかったです。
学校交流は1日しかありませんでしたが、北京の生徒たちの開放的で友好的な雰囲気に私もすっかり溶け込み、スポーツなどを通して楽しい時間を過ごすことができました。短い時間しか一緒にいなかったのに、不思議なほど別れが名残り惜しく、「こんなに友達になれるなんてすごい!」と感動するほどでした。ホームスティでは、一般の家庭で過ごすことにより、"現在の"中国について少し理解できたのではないかと思います。
今回の訪中で、人生において、貴重な経験ができました。それは、迎えてくださった中国の方々のおかげです。私はこの経験を無駄にすることなく、今回学んだたくさんのことを自分の糧として、これからの人生に役立てていきたいと思います。
写真の説明:ホームステイ先のホストファミリーと一緒に(右から2番目が横山さん)
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