武漢大学は国家教育省直属の総合大学です。前身は清朝末期の1893年、張之洞氏が清政府の承認をもらって創設した自強学堂にさかのぼり、1928年に国立武漢大学に定められました。近代中国において最初に創設された国立総合大学の一校です。1946年には、文科、法科、理科、工科、農学科、医学科の6つの学院を持つ大学に拡張されました。1948年、イギリスのオックスフォード大学が当時の国民政府に書簡を送り、武漢大学の文科と理科の卒業生のうち成績が80点以上の者には「オックスフォード大学の高級学位」を授与することを確認しました。1978年、中国が改革開放政策を実施すると、武漢大学は率先して教育改革を行い、その実力は明らかに向上しました。1999年、世界でも有名な雑誌「サイエンス」で「中国の最も優れている大学の一校」と紹介されました。
武漢大学キャンパスは美しく、「世界で最も美しい大学の一校」と称えられています。敷地面積は336ヘクタール余り、建築面積は221万平方メートルです。キャンパスは東湖に臨む珞珈山に囲まれた一帯にあります。中国風と西洋風が融合した宮殿式の建築群は非常に典雅で壮観です。
大学には、哲学科、経済学科、法科、教育学科、文科、歴史科、理科、工科、農学科、医学科、管理学など科目がそろっています。現在、108の本科専攻科目があります。また一級学科の博士学位授与課程が28、二級学科博士学位授与課程が200、修士学位授与課程が281、博士課程修了者研究室が23室あります。(訳:玉 字数:651)
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