台風13号の北上で、日本各地で被害が相次ぎ、ある地方では死傷者も出ました。被害があった地域の皆様、お見舞い申し上げます。
ところで、自然災害といいますと、今年、中国でもいろいろ被害がありました。特に、先月、浙江省や福建省などで台風による大きな被害が出ました。四川省、重慶市では、「100年に1度」と言われる大干ばつに見舞われました。人間って、大自然と比べると無力だということを実感しました。でも、これらの災害は環境・生態が破壊されていることが原因で起こっていると見られています。人間社会の進歩に伴い、大自然から資源を搾取する一方、廃棄物や汚染物を大自然に廃棄するようになりました。この行為によって、われわれの生存環境も悪化してきました。これに対し、大自然がその報復活動を始めているような気がしてなりません。台風・黄砂・地震・津波などの自然災害は、もしかしたら自然界からの警告なのかもしれません。
現在、各国ではそれを意識して、災害予防システムなどを整備しています。でも、それだけではまだまだ足りないでしょう。一番大事なのは、一人一人が環境保全の意識を持つことだと思います。周りの小さなことから始め、環境を守っていけば、地球は永遠にその美しさを保っていくでしょう。
さて、今週の番組を紹介します。
今週は、多くの質問をいただきました。北京の秋の味覚に関する質問とか、「紅楼夢」に関する質問、海外留学組の就職問題に関する質問など。お便りのコーナーで皆さんの質問に答えるのは、私たちにとってもうれしいことです。ありがとうございます。
さて、9月7日、中国の高校生32人が日本に赴きました。これは、「日中21世紀交流事業」の一環で、1年間日本の12の都道府県の16の高校へ派遣され、留学生活を送るものです。「ホットホット通信」、今週はこの活動についてお伝えします。
「kokuseiが聞く」では、東京都の山下輝彦さんのインタビューをお送りします。現在、慶応大学の教授をされている山下さんが、どんな面白い話題を話してくださいますか。楽しみにしてください。
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